Windowsパソコン上でAndroid用アプリを実行できるソフト。特別な設定は不要。パソコンの大きなディスプレイで、手軽にAndroidアプリを楽しめる。「BlueStacks App Player」は、Android端末用に作られたアプリを、Windowsパソコン上で実行できるようにするエミュレータ。起動するとAndroid端末風の画面が表示され、アプリケの検索やダウンロード、実行が可能になる。スマートフォンと連携し、アプリやSMSを同期させる機能なども備える。
画面はフルスクリーンで表示されるが、ウィンドウ表示に切り替えることも可能。メイン画面下部には、ホーム画面やメニュー、設定画面などの呼び出しボタンが並び、マウスやタッチパッドを使って操作できる。
タスクトレイには「BlueStacksオンラインエージェント」というアイコンが常駐し、インストール済みアプリの数やディスクの使用状況を確認したり、「BlueStacks」を再起動やアップデートのチェックなどを行ったりすることが可能。
ホーム画面上の「マイアプリ」にはインストール済みのアプリが表示され、ここから起動することができるほか、自分のGoogleアカウントに登録済みのAndroid端末にアプリを送る(ダウンロードさせる)ことも可能だ。
アプリをダウンロードする際は、「マイアプリ」上の「アプリ検索」やホーム画面にあるルーペアイコンなどを使って検索を行う。ホーム画面には「トップ25アプリ」の呼び出しやお勧めアプリを表示するボタンもあり、これらを利用することもできる。
検索画面ではアプリの名前などを入力するが、現バージョン(0.7.15.909)では日本語は使用できない(IMEがインストールされていても、検索画面で有効にならない)。検索結果は日本語に対応しているため、英文字だけを入力して検索しても、日本語版アプリがヒットすることがある。検索結果リストで「インストール」をクリックすると、1Mobile Market、Amazon Apps、Google Playの各ダウンロードサービスが表示され、好みのサービスからダウンロードできる。
「BlueStacks」自体は多言語対応で、インストールすると自動的に日本語化されるが、入力までは対応していない。アプリ上で日本語を使用するには、あらかじめIMEをインストールしておく必要がある。
オプションでは、言語の選択やキーボードの設定以外にも、Androidスマートフォンとの同期、FacebookやGoogleアカウント、TwitterといったSNSアカウントの管理、アプリケーション管理など、Android端末と同様の操作を行えるようになっている。