エクスプローラのユーザインタフェースを「Google Chrome」風にできる機能拡張ソフト。「Chrome」風のタブ機能やブックマーク機能が追加される。「Clover」は、Windows標準のファイル管理ソフト=エクスプローラをカスタマイズするための機能拡張ソフト。外観がWebブラウザ「Google Chrome」そっくりのタブ切り替え式となり、複数のフォルダを同時に開いて、タブで切り替えながら操作できるようになり、さらにタブの複製や固定なども「Chrome」とほぼ同じ感覚で操作できる。「スタート」メニューやクイック起動バーには「Clover」のアイコンが登録され、エクスプローラ、「Clover」のいずれを開いても「『Clover』化されたエクスプローラ」が起動する。
タブは角丸の台形型で、右端には新規タブ作成用のボタンが配置された、「Chrome」でおなじみのデザイン。選択中のドライブ/フォルダ名がタブ名として表示される。タブの右クリックで表示されるコンテキストメニューからは、
- 新規タブの作成
- タブの固定
- タブの複製
- タブを閉じる
- 他のタブをすべて閉じる
- 右側のタブを閉じる
- 閉じたタブを開く
など、「Chrome」と同様の操作を行える。タブ表示エリアの左端にはスパナ形のアイコンが表示され、新規タブや新規ウィンドウを作成できるほか、ブックマークバーの表示の有無を指定したり、設定画面やAbout画面を呼び出したりすることも可能だ。ブックマークバーはタブ表示エリアのすぐ下に表示され、よく使うタブ(ドライブ/フォルダ)を「ブックマークバー」または「その他のブックマーク」に登録しておける。それぞれの下位にフォルダを作成し、階層管理することも可能。「ブックマークを編集」ダイアログでは、アイテムの名前やパスを編集したり、新たなフォルダを追加したりすることができる(ただし、「ブックマークバー」「その他のブックマーク」の名前を変更したり、これらと同レベル(階層の最上位)に新たなフォルダを作成することはできない)。
設定画面では、
- マウス操作のカスタマイズ
- 起動時に前回開いていたページ(タブ)を復元する
- 終了する前に警告メッセージを表示する
などを指定できる。