高速に動作する多機能PDFビューア。PDF文書にしおりや注釈を付けたり、図形を書き込んだりして保存することも可能。文書の回覧に便利な機能も備える。「Foxit J-Reader Plus」は、PDF形式の電子文書を閲覧するための高機能ビューア。フォームへの入力や電子署名のチェック、SNSとの連携といった機能を備えるほか、PDF文書の音声読み上げ、文字列検索、レイヤによる表示制御なども可能。90日間無料で試用できるPDF作成用仮想プリンタドライバ「Foxit J-Reader Printer」が同梱される。
メイン画面は、複数のPDF文書を切り替えながら閲覧できるタブ切り替え型(設定により、1文書1ウィンドウのシングルドキュメントモードにすることも可能)。画面左側には、しおりやページサムネイル、注釈などに切り替えられるナビゲーションパネルが用意されている。ツールバーは、オーソドックスなツールバーモードか、リボン表示モードかを選択できる。
画面下部のステータスバーでは、ページ番号の入力による移動をはじめ、前後のページや前に表示していたページへの移動、ページの見開き表示や倍率指定などの操作を行える。
PDF文書に書き込めるオブジェクトは、
- 注釈(テキストボックス、引き出し線付きテキスト、テキストをハイライト、下線、波線、取り消し線、置換、挿入、ノート注釈、ファイルを添付)
- 描画マークアップ(雲型、矢印、線、長方形、楕円形、多角形、鉛筆ツール、消しゴムツール)
など。すべてナビゲーションパネル内の「注釈」グループ内に、階層リストの形で表示される。リストのアイテムには、オブジェクトのタイプや日付、書き込んだユーザ(アカウント)名などが表示され、文書を回覧する際に「誰が、どのオブジェクトを、いつ書き加えたか」がすぐにわかるようになっている。注釈や描画マーカー以外にも、文書に画像やマルチメディアファイルを貼り付けたり、リンクを作成してページ移動やWebアクセスを行ったり、ファイルを開いたりといったアクションを設定することが可能だ。
そのほかにも、
- テキストのみの抽出表示機能
- フルスクリーン表示機能
- 音声読み上げ、レイヤによるコンテンツの表示制御機能
- 電子署名の検証機能
- 電子メールへの添付機能
- FacebookやTwitterへの投稿機能
などを備える。SNSへの投稿は、ドキュメント内の文字列を選択して行えるほか、表示された文書そのものを共有したり、文書上で選択した範囲のスナップショットを作成したりすることで行える。