はじめてでも直感的に使えるパスワード管理ソフト。ログインアカウント(ユーザID)やパスワードを安全に管理し、ID/パスワードによる認証が必要なWebサイトなどへのログインを自動化できる。「Sticky Password」は、ログインアカウントやパスワードなどのデータを一括管理できるソフト。Webサイトへのログインのほか、アプリケーションへのログインを管理・自動化することも可能。「Sticky Password」上から、ワンクリックでブラウザ/アプリケーションを開いてログインできるほか、ログインが必要な場面で自動で入力・ログインが完了する。ユーザの登録したデータは暗号化保存され、マスターパスワードの入力で利用できるようになる。パスワードの生成機能や、すでにブラウザやほかのパスワード管理ソフトに保存されたデータのインポート機能も搭載。「Internet Explorer」「Google Chrome」などのブラウザや「Skype」「FileZilla」などのアプリケーションに対応する。
ユーザが覚えておくのは、インストール時に設定する「マスターパスワード」だけでよい。マスターパスワードを入力して「Sticky Password」を起動すると、アイコンがタスクトレイに常駐。アイコンのクリックで、メイン画面が表示される。
「自動ログイン」機能は、対象のサイト/アプリケーションとID/パスワードとを登録しておくことで、ワンクリックでブラウザなどを開き、ログインできるもの。ID/パスワードの登録は(手動で行うこともできるが)ログイン操作時に自動で行うことが可能。手間なく行える。ログインIDを複数入力するような場合でも、ログインフォームを手動で設定することで対応できる。
「パスワード生成」機能も搭載する。使う文字数、文字種、記号を指定することで、ランダムな文字列を生成してくれる。指定できる文字数は4文字以上99文字まで、文字種は英大文字/小文字、数字、記号を選択・指定できる。生成されたパスワードを、ワンクリックでクリップボードにコピーすることも可能。クリップボードにコピーされたパスワードは保護機能により、一定時間経過に自動削除される。
ID/パスワードなどのデータは暗号化保存される。選択できる暗号化アルゴリズムは、初期状態のAES(256bit)のほか、Blowfish(448bit)、Twofish(256bit)、Gost(256bit)、Sapphire II(8192bit)、Diamond II(2048bit)、FROG(1000bit)、SCOP(384it)の計8種類。
ログイン情報のほかにも、重要なテキストデータを「セキュアメモ」として、暗号化されたデータベースに保存できる。セキュアメモ用のテンプレートは「クレジットカード」「銀行口座」など、計10種類が用意され、さらにユーザがオリジナルのテンプレートを作成することも可能。セキュアメモを印刷したり、クリップボードにコピーしたりすることもできる。
USBメモリに入れて持ち運べる「ポータブル版」も同梱され、外出先でも「Sticky Password」を利用できる。パソコンにインストールされた「Sticky Password」とデータを同期させることも可能だ。