日本語入力機能がON/OFFどちらになっているのか、ひと目でわかる常駐型ユーティリティ。ON/OFFの切り替えやウィンドウの切り替えを行うと、テキスト入力エリアの色を一時的に変更して教えてくれる。「akinosign」は、IMEがON/OFFどちらの状態になっているのかを、テキスト入力エリアの色などで通知するソフト。ON/OFF切り替えのミスを減らし、再入力などの手間を省くことができる。タスクバーにおけるIMEのモード表示に比べると、表示エリアそのものが大きく、わかりやすい。表示の時間や色、サイズなどは好みに応じてカスタマイズできる。
利用するための設定は不要。起動後、Windowsのタスクトレイに常駐し、タスク(ウィンドウ)の切り替えを行うと、当該アプリケーションでIMEがON/OFFのどちらになっているかを色の変化で通知してくれる。IMEのON/OFF切り替えを検知した場合にも通知する。一定時間が経過すると通知は消え、元の状態へと戻る。
テキスト入力エリア全体の色(「サインカラー」と呼ばれる)が変化することで通知が行われるため、表示の仕方は、アプリケーションやテキストエリアの大きさに応じて変わってくる。例えばテキストエディタでは、編集エリア全体の色が変わる。Webブラウザではアドレスバーや検索バー、Webページ上のテキストボックスなど、テキスト入力エリアがいくつもあるため、クリックした部分(挿入ポインタがある個所)だけが変化する。同様に「名前を付けて保存」「ファイルを開く」などのダイアログや、スタートメニュー内の「プログラムとファイルの検索」などでも通知される。
通知方法はカスタマイズすることが可能。ON/OFFそれぞれにサインカラーを指定できるほか、色の透明度や、サインカラーが非表示になる(本来の画面に戻る)までの時間などを指定することが可能だ。
テキストエリア全体にサインカラーを表示させる代わりに、エリア下部にアンダーライン風に表示させたり、テキストエリアの高さ(pixel値で指定)に応じて表示方法を変えたりといった設定も可能だ。