元気でかわいらしい見習い魔導師が、広大な魔導遺跡を探索する3DアクションRPG。魔導師の資格を得るのに必要な魔導神器を求め、少女は魔導遺跡の最深部を目指す
「魔導神器」は、見習い魔導師の女の子がモンスターと戦いながら、地下100階まである魔導遺跡を探索して回る、ボリューム満点の3DアクションRPG。「快適な操作性」「美しい3Dグラフィック」「絶妙なゲームバランス」と、三拍子も四拍子も揃い、完成度は高い。奪われた魔力を取り戻し、魔導神器を手に入れるため、通常攻撃と魔法でモンスターと戦って、遺跡の最深部までたどり着こう。
ゲームの主人公は見習い魔導師「コロナ」。見習いといっても、多くの研鑽を積み、魔法の使い方も完璧にマスターして、あとは最後の試練さえクリアすれば、正規の魔導師と認められる段階。与えられた試練は「世界中に点在している、古代の大魔術師が建てた魔導遺跡のどれかひとつから魔導神器を持ち帰る」というもの。コロナの目当ては、魔導神器の中でも「王者の杯」と呼ばれる一品だ。
遺跡内に入ってすぐに王者の杯を発見し、ラッキーと喜ぶコロナ。だが、それもつかの間、突如、強大な魔力を発した杯に、すべての魔力を奪われてしまう。幸い命は取り留め、通りがかった親切な人に助けられて、遺跡近くの「アージュ」という町の宿で目覚める。王者の杯と奪われてしまった魔力を取り戻すため、再び魔導遺跡へと向かうコロナ。しかし、遺跡に入ってすぐ、苦労して覚えた魔法の力をすべて失ってしまっていることに気づく。コロナは無事、試練をクリアし、正規の魔導師になれるだろうか……。
スペースキーの連打で魔導「ロッド」を振り回し、敵と戦う
操作は、キーボードの両手/片手操作およびアナログ/デジタルゲームパッドに対応する。
カーソルキーまたは【W】/【A】/【S】/【D】キーでコロナの移動。【Q】/【E】キーで視線を上下に振ることができる。【Ctrl】キーはクイックターン。例えば、敵に背後から襲われたときなど、カーソルキーで振り返るだけでは、コロナ自身が向きを変えるだけで、敵の姿が視野に入らない。【Ctrl】キーを押すことでカメラの向きをすばやく回転させ、相手の姿を見ながら戦えるようになる。
攻撃はスペースキーで行う。コロナが武器として使うのは、右手に持った魔導「ロッド」。魔法の杖というよりも、むしろ鳶口に似た形状で、通常武器としても、魔導具としても使える。敵と近接しているときには打撃で攻撃し、魔法を装備している状態で、敵との距離がある場合には、魔法による遠距離攻撃を発動する。
敵をロックオンした状態で長押しすると、回転蹴りを放てる。通常攻撃の1.5倍の攻撃力があり、ぐるっと360度を攻撃できるが、「放つ前に長押で隙ができる」という欠点もある。
魔法は、遺跡内の宝箱を開くことで取り戻せる。取り戻した魔法は、【2】キーを押してマジックスロットを開き、装備すれば、発動できる。装備する魔法を状況に応じて変更することも可能だ。
魔導遺跡内に落ちているアイテムを上手に利用して、回復や魔法を強化
宝箱の中には、魔法以外のアイテムも入っている。また、遺跡の床には宝箱の中にあるものよりは劣るものの、多くのアイテムが落ちている。これらのアイテムは、コロナがその上を通過することで拾うことができる。ただし、所持できるアイテムの数は、初期状態では8個まで。町の店で道具袋を拡張してもらえば、1個ずつ増やすことができる。当面不要なアイテムを、町の倉庫に預けておくことも可能。初期状態では4個まで。倉庫の大きさを拡張すれば、1個ずつ預けられる数を増やせる。
アイテムを使用するには、【1】キーを押してアイテムスロットを開き、【←】/【→】キーでアイテムを選んで、スペースキーで決定する。アイテムの中でも重要なのが「ライフ草」。ライフ草を使うことにより、遺跡内でHPを回復させることができる。魔法を連発して戦いたい場合には、MPを即座に回復してくれる「マジックベリー」も重要。MPは時間とともに徐々には回復する(決して早くはない)。
装備して、魔法石を填めることで魔法を強化してくれる「魔導バッジ」も有効利用したい。バッジには9個の穴があり、収まる限りの魔法石を填めることが可能。より魔法を強化したい場合は、できるだけ小さな魔法石を見つけ出して填めることが重要だ。いったん填めた魔法石は、決して取り外すことができない点にも注意。