軽快に動作する“スライドショウ型”の画像ビューア。自動切り替えとキー/マウスによる操作との両方に対応する。「ArtSage」は、ボタンやメニューバーのない、シンプルな外観の画像ビューア。指定フォルダ内の画像やデスクトップ上(およびショートカットを含むフォルダ内)の画像をスライドショウ形式で閲覧できる。トランジション(画面切り替え時)エフェクトを15種類から選択・指定できるほか、壁紙を切り替えたり、リネーム/コピーなどのファイル操作を行ったりすることも可能。多彩な機能を備える。対応する画像形式はBMP/EMF/GIF/ICO/JPEG/PNG/TIFF。
初回起動時に、閲覧したい画像のあるフォルダ(「エキシビジョン(Exhibit)」と呼ばれる)を登録する。「エキシビジョン」のほかに「デスクトップ」「お気に入り」「アーカイブ」(ともに任意に指定できる)内の画像を表示させることが可能。検索/フィルタ機能を利用して、選択中の「エキシビジョン」や「お気に入り」フォルダから、条件に一致する画像だけを抽出して表示させることもできる。
表示中の画像は「ブックマーク」として登録することが可能。デスクトップにコピーしたり、ショートカットを作成したり、「アーカイブ」フォルダに移動したりもできる。さらに「画像フォルダを開く」「サムネイル一覧を表示する」「ファイルのコピー/移動/リネーム」「名前を付けて保存」などの操作も可能。画像ファイルの管理も行える。
画像は、ビューアウィンドウ以外に、フルスクリーンや壁紙として表示させることも可能。ウィンドウ位置のプリセット登録、表示倍率の変更、サイズの自動フィット、画像の回転(Exif情報にもとづく自動回転にも対応)など、細かな指定も行える。
選択・指定できる画像切り替え時のトランジション効果は15種類。複数の効果を同時にONにしておけば、ランダムに切り替えてくれる。スライドを1枚ずつ切り替える代わりに、やや小さめの画像がどんどん追加される「コラージュ」という表示方法も選べる。
スライドショウは、1枚あたりの表示時間をミリ秒単位で指定できるほか、自動再生をOFFにして、ショートカットキーやマウスで切り替え操作を行うことも可能。ループ再生や終了、ポーズなども指定できる。
自動再生の順序は、昇順、降順、ランダムから選択・指定することが可能。並び順も、ツリー(ファイルのパス)や作成日時、更新日時、アクセス日時などから選べる。