「FireAlpaca」は、レイヤやペンタブレットの筆圧感知、手ぶれ補正など、便利な機能を数多く備えた高機能ペイントソフト。シンプルなインタフェースではじめての人にも扱いやすく、動作も軽快で使いやすい。独自のファイル形式「MDP」のほか、BMP/PNG/JPEG/PSD形式のファイルを扱うことができる。

メイン画面はタブ切り替え式。複数のファイルを同時に開き、切り替えながら編集することができる。メイン画面の周囲には「カラー」「ブラシ」「ブラシコントロール」「ナビゲーター」「レイヤー」といったツールウィンドウが配置される、オーソドックスなインタフェースとなっている。

ブラシは「ペン」「鉛筆」「エアブラシ」「水彩」「ぼかし」「消しゴム」から選択でき、太さや不透明度などは自由に編集できる。さらにドット修正用の「ドットブラシ」もある。図形描画（塗りつぶし）は「矩形」「楕円」「多角形」から選択することが可能。アンチエイリアシングや角丸め、不透明度も設定できる。範囲選択機能は「矩形」「楕円」「多角形」「投げ縄」「自動選択」「選択ペン」を利用できる。

描画支援機能としてスナップ機能も用意されている。フリーハンドでも、定規を使ったようにようにきれいな直線を引くことができる。一方向に平行な線を引く「並行」、縦横に線を引く「十字」、キャンパス外のある一点に向かう線を引く「消失点」、キャンパス内の一点に向かう線を引く「集中線」の4種類がある。

キャンバスの回転や左右反転も自在だ。【Shift】キーを押しながらのマウスドラッグや【←】/【→】キーでキャンバスの回転、【↓】キーで左右反転（【↑】キーで反転解除）を行える。こうした簡単な操作で、キャンバスを最も描きやすい角度に置いて、描画できるようになる。