デスクトップやスタートメニューなどのカスタマイズも可能なパソコン最適化ソフト「TuneUp Utilities」の新バージョン。Windows 8に対応した。「TuneUp Utilities」は、Windowsの動作速度や安定性を低下させる要因──不要なファイルやレジストリエントリ、不要サービスなど──を自動的に検出・削除し、快適に利用できるようにするソフト。さまざまな検出機能により、効果的にチューンナップできる。新バージョン「2013」では、主要機能がWindows 8に対応したほか、不要ファイルの検出・削除ツール「TuneUp Disk Cleaner」、ブラウザのクリーンアップツール「TuneUp Browser Cleaner」、レジストリおよびショートカットのクリーンアップツール「TuneUp Registry Cleaner」「TuneUp Shortcut Cleaner」などの機能強化が図られた。
搭載された機能は大きく、
- コンピュータを最適化
- コンピュータを整理
- 問題点の修正
- Windowsをカスタマイズする
の四つに分類され、用途に応じてタブを切り替えて利用する。現在のパソコンの状態は、起動時に表示されるもうひとつのタブ画面「ステータスと推奨事項」のアイコンやメッセージで確認できる。「コンピュータを最適化」には、パソコンの動作速度を向上させる機能が集められている。不要なプログラム(プロセス)の無効化やスタートアッププログラムの無効化、レジストリのクリーンアップやデフラグ、ハードディスクのデフラグなどを行える。
「コンピュータを整理」では、ハードディスクにたまった不要な情報を削除できる。Windows自身が持つ不要データ(アンインストール情報など)やブラウザのキャッシュなど、ディスク容量を圧迫する無駄なデータを検出・削除することが可能だ。
「問題点の修正」には、ハードウェア/ソフトウェアの両面で動作障害を起こしそうな問題点を発見・修正する機能がまとめられている。ハードウェア面では、ハードディスクのエラー検査などを行うことが可能。ソフトウェア面では、各種ファイルのアイコン化けや、本来表示されるべきアイコンが表示されないといった問題、ツールバーやメニューなどが表示されないといった、設定上の問題などを修正できる。
「Windowsをカスタマイズする」では、Windows 7/Vistaのスタートメニューのデザインやアニメーション効果の変更など、表示のカスタマイズを行える。個別の設定だけでなく、全体を通して統一的なイメージを持つ「テーマ」を設定することも可能だ(ほかの機能はWindows 8に対応しているが、「Windowsをカスタマイズする」はWindows 7までの対応)。
「ステータスと推奨事項」では、四分類された機能を定期的に実行させたり、ワンタッチでさまざまなクリーンアップ機能を実行できる「ワンクリックメンテナンス」を利用したりすることが可能。さらに「PC最適化モード」を設定することもでき、
- CPUやメモリ、電力消費量を最小限に抑える「エコノミー」
- バランスの取れた「スタンダード」
- フォアグラウンドアプリケーションの実行速度を最大にする「ターボ」
から選択できるようになっている。