簡単な設定でプリンタのインク使用量を削減できる「InkSaver」の新バージョン。Windows 8(デスクトップモード)に対応した。「InkSaver」は、印刷品質を落とすことなく、インクを節約できる“定番”インク節約ソフト。インクの使用量を最大75%カットできる。新バージョン「5」では、Windows 8に対応したほか、カラー写真印刷モードが追加され、写真印刷の品質向上が図られた。さらに上位の「Pro」版では、目的別印刷モードや印刷ログ機能を利用でき、レーザープリンタ/複合機にも対応。トナーの使用量も削減できるようになった。
ユーザが設定するのは、どのくらいインクを節約するかの「インクセービング率」と、プリンタや印刷する内容に適した「印刷モード」だけ。インクセービング率は0%から75%までの1%単位で指定することが可能。印刷モードは、
- プリンタを自動で判別し、最適なモードで印刷する「自動判別」
- インクジェットプリンタに適した「インク−標準モード」
- インクジェットプリンタのカラー写真印刷に適した「インク−カラー写真印刷モード」
- レーザープリンタに適した「レーザーモード」
から選択できる。また、カラー写真でも強制的にモノクロで印刷する機能もある。これらの設定はプロファイルとして登録しておくことができる。「社内文書用」「プレゼン用」「個人資料用」など、目的や用途ごとに設定を登録しておき、切り替えながら使うことができる。アプリケーションごとのプロファイル登録も可能で、登録したアプリケーションからの印刷時には、自動的にその設定に従った印刷が行われる。ワープロ、メール、Webブラウザなどのアプリケーションによって、インクセーブの設定を変えられるようになる。
実際にどのくらいのインク節約効果があるのかを、コスト面から予測する機能もある。ブラックインクやカラーインクの単価と年間使用量とを指定すると、カットできるコストが年額で表示され、セービング率を設定する際の参考にできる。