マニュアル操作に加え、スケジュール指定やファイルの監視など、豊富な実行バリエーションが魅力。さらにログオフやシャットダウンといったWindowsの動作、ほかのアプリケーションの起動といったオプションと組み合わせることで、ファイル管理に要する手間や時間をかなり軽減してくれそうだ。ファイルの状態をチェックできるCompare機能は、ジョブの実行とは独立して実行できるようになっているが、さらにチェック結果の表示画面からジョブを実行したり、(メイン画面へ戻らずに)ほかのジョブに切り替えて比較できたりなど、柔軟性も高い。
さらに、コピーや同期が必要なものだけをフィルタ機能で抽出表示させたり、同期が必要なファイルだけを選択したり、一方向のみのコピーを実行したり、ファイルを削除したりなど、Compare機能の画面に限ってもかなり使いでがある。
残念ながら、現バージョン(3.6.2)では、日本語処理で一部問題が見られる(ファイル/フォルダ名が文字化けする場合があり、その場合コピーや同期の対象から除外されてしまうようだ)が、この点さえ注意すれば、かなり使えるソフトではないだろうか。
「PureSync」には、フリーで利用できる「Personal Edition」のほかに、FTP転送なども可能な「Professional Editon」がある(30日間の評価期間後、レジストしない場合はPersonal Editionとして継続利用が可能)。
(福住 護)