複数の文章をまとめて分類・整理できるソフト。本文やタイトルなどを対象にした検索機能も備える。「文庫番v3 for Windows」は、複数のテキストをひとつのファイルにまとめて管理できる“文章データベース”。三段階の分類やラベリングなどの機能で、テキストを効率的に整理できる。文章の新規作成、編集や既存の文章の読み込み、文庫内文章のテキストファイルへの出力なども行える。
「文庫番v3」では、複数の文章を独自形式の文庫番(*.BKB)ファイルにまとめて管理する。基本的な使い方は、(1)まず、文庫番ファイルを作成し、(2)文庫番ファイルに個々の文章を書き込んでゆくというもの。文章は「文庫番v3」で作成できるほか、既存のテキストファイルやリッチテキストファイルを読み込んで使うこともできる。指定フォルダ内の既存テキストファイルを一括で読み込むことも可能だ。
文庫番ファイルを開くと表示される(メイン画面に相当する)ウィンドウは「分類ウィンドウ」と呼ばれ、各文章に対して「分類1」から「分類3」までの分類を設定できる。分類を追加したり、分類によって文章を絞り込んだりといった操作を行うこともでき、ユーザの指定した分類にマッチした文章が、分類ウィンドウ下部の文章一覧に表示されるようになっている。
文章の作成や編集は「文章ウィンドウ」で行う。文章名や分類を指定したり、備考などの付加情報を書き込むノートや文章本文を書き込んだりできる。本文は一文字単位でフォント、サイズ、文字色を指定できるほか、太字/斜体/下線などの文字修飾を指定することも可能。テキストの右寄せ、中央揃え、左寄せも指定できる。本文のみを対象にした検索機能や、本文をテキストファイルで保存する機能も備える。文章の暗号化機能も用意されている。
文章にラベルを付加し、リストの文字色をラベルごとに変えることもできる。そのほかにも、
- 文章の本文を連結して保存
- テキストファイルへのバックアップ
- 全文検索
- 文章のコピーを作る
- 印刷
などを行える。第三者にファイルを開かれないよう、文庫番ファイルをパスワードで保護することもできる。