テンポがよく、気持ちよくプレイできる2Dアクションゲーム。ジャンプテクニックが中心となるゲームで、難易度はかなり高め。チュートリアルステージの4面まではともかく、それ以降の5面目からは難しいステージの連続となる。攻略の最大のポイントは「恐れない」「躊躇しない」に尽きるだろう。次の足場の位置が主人公のジャンプ力で届くギリギリの高さや幅に設定されている個所が多く、失敗を恐れてジャンプのタイミングが狂ったり、ダッシュの勢いが落ちた状態でジャンプしたりすると、届かずに失敗してしまう。
モンスターの頭を踏みつける場合でも、ビクビクと一匹ずつ踏みつけるよりも、テンポよく連続して踏みつけていった方がよい。特に後半のステージでは、思い切りが重要な場面が多い。
操作性はよい。思い切りよく操作できれば、連続してノーミスでステージクリアできるが、失敗を恐れるとたちまちハマって、先に進めなくなる──筆者にとっての「ヤマモトさん(中略)ゲーム」は、そんな印象のゲームだ。
ステージデザインが絶妙で、安全策を取るか、冒険するかなどで、何種類もの攻略ルートがあり、やり込み要素も十分。ジャンプテクニックを鍛えて、楽しんでいただきたい。
(秋山 俊)