ソフトを開発しようと思った動機、背景
Epic Gamesの「Shadow Complex」というアクションゲームをプレイし、「自分も横視点の探索型アクションゲームを作ってみたい!」と考えたのが発端です。しかし、私はアクションゲーム制作のノウハウをほとんど持っておらず、せいぜい固定画面のパズルゲームやシューティングゲームを作ったことがある程度でした。よって、いきなり探索型アクションは難しいのではないかと思い、まずは技術修得のために横スクロールジャンプアクションゲームにチャレンジすることに。その成果としてできあがったのが、本作「ヤマモトさん(中略)ゲーム」です。
開発中に苦労した点
はじめから手探りの制作だったので、すべてにおいて苦労したといえるのですが、なかでもヤマモトさんの操作性にはかなり気を遣いました。「遊んでいて、できるだけストレスを感じない操作感を!」と煮詰めていったつもりですが、なにぶん感覚の問題なので、良解に辿り着けたかどうかは公開直前まで不安でした。公開後に各所でいただいたご感想から、操作性についてお褒めの言葉をいくつかいただき、胸をなでおろしております。
ほかには、自然かつ段階的にプレイ技術が向上していくようなステージデザインでしょうか。進行に合わせてステージギミックを次々と盛り込んでいくと、確かに楽しくはあるのですが、どうしても初見での難易度が上がり、ストレスに繋がってしまうので、そのあたりの兼ね合いを、何度もテストプレイを重ね、調整しました。
アクションゲームが得意でない方でも終盤まで到達できるように、かつハイスコアを狙うと難易度がグッと上昇するような形に仕上がったと思うのですが、いかがでしょうか。
ゲームプレイのコツ
スコア稼ぎが最大の目標である本作ですが、コツが見えるまではなかなか稼げないものと思われます。
ポイントは「敵を連続で踏みつけたときの臨時レートアップ」で、例えば素の状態で100枚の銅貨を取るより、敵を5匹連続で踏みつけて1枚の金貨を取った方がスコアは高いです。そのあたりを念頭に置き、敵の配置を見て、「どうすれば長いコンボを繋げられるか」を考えれば、おのずとハイスコアへと繋がってゆくでしょう。
また「どうしてもうまくスコアが稼げない!」という方は、このゲームが戻り復活タイプのゲームであることを利用し、大量のスコアが稼げるステージでいわゆる「残機潰し」をするのもひとつの手段かもしれません。
1ゲームのプレイタイムが短いゲームですので、みなさん、気軽に遊んでみてください。
(安野 譲)