コミカル&シンプルなシミュレーションゲーム。少年少女たちのバカ話を楽しみながら、森本町を防衛しよう。戦闘に勝つことで物語を進めてゆく、ストーリーパート中心のシミュレーションゲーム
「森本町防衛隊」は、世界征服を企む「アクトー団」と、宇宙征服を目論む生徒会長とその配下(?)の少年少女たちとの戦いを描いたシミュレーションゲーム。ナンセンスギャグ満載のストーリーパートを楽しみながら、簡易シミュレーションゲームによる戦闘パートに勝利して物語を進めてゆく。
ゲームの舞台は、日本の「森本町」。物語の中心となるのは、森本高校の2年2組に所属し、宇宙征服を目論む少年「人吉雄太郎」。手はじめに学校征服から、と生徒会長を務めているのはともかく、優秀な強化服や高性能なメイドロボットを自前で製作してしまうほどの能力を持っている。
雄太郎がクラスメイトの少女と一緒に下校中、偶然、アクトー団の下っ端たちと出会ったことから、アクトー団との抗争が勃発。世界の覇者は二人もいらないとの理由で、雄太郎をつけ狙うアクトー団。果たしてこの戦いに勝利するのはどちらの陣営か……?
ゲームでは、
- ストーリーパート「前フリ・オチモード」
- ターン制シミュレーションゲーム「戦闘モード」
の2モードが交互に繰り返される。戦闘モードでは、マス目に区切られたマップ上のキャラクタを動かして、相手と戦う。セーブは戦闘前など、画面にセーブのメッセージが出たときに行える。戦闘モードでは、雄太郎の仲間たちが個性を生かして大活躍
中心人物・人吉雄太郎は、戦闘モードには登場しない。その代わり、個性的な6人のキャラクタが味方戦力として活躍する。
「有田果歩」は、1年生のときから雄太郎とクラスが同じで、なぜか仲のよい、ヒロイン的な存在。雄太郎が作った強化スーツを身にまとい、「お天気戦士 プリティーウェザー」となって戦う。
「幸谷直也」は、どんなことも将棋に結びつけてしまう、自称「宇宙一の棋士」の将棋バカ。しかし、雄太郎には一度も勝ったことがなく、果歩にも負けるほど。生身のままで将棋の駒の動きをイメージさせる攻撃を行い、戦闘では大活躍する。
「幸谷直樹」は、直也の双子の弟(囲碁をやるようだ)。テレビの通販番組で「正義マンスーツ」購入し、悪を砕く正義の鉄拳「正義マン」として戦いに参加する。
「住吉真由美」は、世界征服の野望を抱く小学生。雄太郎が宇宙を征服した暁には太陽系を支配する予定らしい。背中に背負っている赤いランドセルの中には、雄太郎作のミサイルが格納されている。
アクトー団幹部との戦いでは、強力な遠距離攻撃に注意
「西条千秋」は、雄太郎が作った護衛・清掃担当のメイドロボット。「千春」「千夏」の二体の姉ロボットと、「千冬」という妹ロボットがいる。護衛のため運動能力が強化され、攻撃には優れているが、防御力は若干弱め。
「楓愛美」は、雄太郎の宇宙征服の手伝いをしている中学生。優れた攻撃技を持つが、技力の消費が激しく、技力0で出せる攻撃がひとつもないという弱点がある。
これら“雄太郎軍団”に対抗するアクトー団の面々は「ソリト」「スナミ」「ソラセン」「ハニリイ」の四幹部と団長の「ソシルル」、そして戦闘員の「団員」「団員補佐」「団員補佐見習」。団員以下の戦闘員は隣のマスからしか攻撃できないため、大勢いても、ほかの戦闘員を壁にして攻撃を防げるが、幹部たちは遠距離から威力のある攻撃を仕掛けてくるので要注意。できる限り、戦闘員よりも先に幹部を倒すことを目指したい。やっかいなのがハニリイ率いるロボット軍団。かなり頑丈な上、遠距離から強力な攻撃を仕掛けてくる。防御力が弱いキャラだと、集中攻撃によって1ターンで倒されてしまう。対ハニリイ戦がゲームのひとつの山場だ。