物理エンジンによる自然なブロックの落下と、個性的なグラフィックとが特徴のアクションパズルゲーム。前進し続けるキノコ君を、ブロックを操作してゴールのお花まで誘導
「花ときのこの物語」は、独特な画風で描かれたゲーム画面やキャラクタが印象的な誘導型アクションパズルゲーム。自動で前進する「キノコ君」を、動かずにじっと待っている「お花」に導くことがゲームの目的。用意されたステージは全50面。ゴールがなく、「制限時間内にどれだけ移動してスコアを稼げるか」にチャレンジする「スコアアタック」モードもある。
ゲームの主人公は、赤地に白い水玉模様の傘を持つ「キノコ君」。年頃のキノコ君は、「お花」に興味を持ち、頭からお花に突っ込んで、モゾモゾしてみたいという願望を抱くようになった。しかし、真っ直ぐにしか進むことができないキノコ君がお花のところまでたどり着くには、さまざまな障害を巧みに乗り越えなくてはならない。キノコ君は無事、お花のもとにたどり着くことができるだろうか……。
操作はマウスで行う。操作できるのは、いくつかの種類のブロックと太陽のみ。ブロックには、青緑、茶色、灰色、点線、表面に矢印が描かれた特殊ブロックなどがあり、灰色のブロック以外はクリックすることで、状態を変化させることができる。
ブロックを適切に操作して、キノコ君の通り道を作ろう
基本となるのは青緑色のブロック。マウスでクリックすると、縮小して消滅する。消滅したブロックの上に乗っていた場合は、ほかのブロックや足場などに支えられるまで落下する。茶色のブロックは、クリックして消滅させることはできるが、ほかのブロックに影響を及ぼさない。
灰色のブロックは、支えているブロックを消滅させて落下させることはできるが、ブロック自体を消滅させることはできない。
点線で表されたブロックは、そのままではブロックが存在しないのと同じ状態だが、内部をクリックするとおよそ5秒間、表面に数字が描かれた緑色のブロックとなる。数字が0になると、再び点線に戻る。
表面に矢印の描かれたブロックは、ほかのブロックやキャラクタなどが乗ると、ベルトコンベアのように矢印の方向に運ぶ。クリックして消滅させることもできる。
いずれのブロックも、ドラッグして移動させることはできない。
純粋なパズルからアクション性の強いものまで、多彩なステージが待ち受ける
キノコ君とお花以外のキャラクタ(?)も登場する。太陽は、表面をクリックすると口から赤いブロックを吐き出す。ブロックの性質は青緑のものと同じ。吐き出されるブロックの数に制限はない(ようだ)。
雲は、触れたキャラクタを消滅させる「毒の雨」を降らせる。キノコ君に雨が当たらないよう、工夫しながら敵を雨に触れさせて消滅させよう。
敵は、鬼のような顔をした頭部だけのキャラと、羽が生えた死神のようなキャラの2種類。頭部だけのキャラはキノコ君と同様、ブロックや足場の上を前進し続ける。死神のようなキャラは、ブロックとは関係なく左右に飛び続ける。いずれの敵も触れたら一発でアウト。一定の速度で移動し続けるだけで、キノコ君を追いかけるようには動かない。
画面左上には「スタート」「リトライ」「おしまい」のボタンが並ぶ。「スタート」をクリックすると、キノコ君や敵キャラクタが動き出す。ブロックの操作などは、ゲームスタート前に行うことができ、スタート以前にできる限りの配置を完了しておくのがよい。なかには、ブロック操作のタイミングでうまくキャラクタを誘導しないとクリアできない、アクション要素の強いステージもある。