アピールしたいところ(1) Unicode(UTF-8)対応なので文字化けしない
Unicode(UTF-8)をサポートしているため、Macで圧縮された.zip、.lzh、.7zなどのファイルをWindowsで解凍しても文字化けしません。もちろんMacで解凍しても文字化けしない圧縮ファイルを作成できます。
(2) 圧縮も解凍も高速
圧縮も解凍も高速でできます。マルチコアCPUを搭載したパソコンでは、さらに速度の向上が期待できます。
(3) 軽い
外部DLLなしで、圧縮・解凍ができるように設計されているため、動作が軽いです。MFCのような重いライブラリを使用していないため、サクサク使えます。
(4) 強力な結合解凍機能
分割された結合解凍にも「Bandizip」が便利です。.z01、part1.rar、7zip.001、zip.001といった4種類の結合解凍に対応しているのは「Bandizip」だけです。
ソフトを開発しようと思った動機、背景
.zip、.lhaなどの圧縮ファイルを解凍する際に、文字化けが発生し、ファイル名が見づらくなることが多かったのですが、これを何とか解決したいと思ったのが、開発に至ったきっかけです。最初は.zip、.lha等の圧縮・解凍機能のみを実装していましたが、少しずつサポートする形式や機能を増やしてきて、いまの「Bandizip」ができあがりました。
開発中に苦労した点
圧縮形式はたくさんあります。ユーザの立場では、さまざまな形式をひとつのインタフェースで操作可能にし、内部ではそれぞれ個別の処理をしなければならないので、その点で苦労しました。ほとんどの形式はオープンソースを使用して処理が可能なので、その点では助かっているのですが、公開されているオープンソースをそのまま使用するだけでは解決せず、独自に開発しなければならない部分がたくさんありました。特に.7z、.cab、.rar形式は、一般的なほかの圧縮形式とかなり性質が違い、実装までに長い年月を費やしました。
ユーザにお勧めする使い方
「Bandizip」は、マウスのメニュー操作のみで簡単に圧縮・解凍ができるソフトです。また、圧縮ファイルへのファイル追加、圧縮ファイルからのファイル削除、圧縮ファイル内にある文書ファイルの編集など、同一圧縮ファイルを頻繁に更新したり、圧縮・解凍したりする場合には、「Bandizip」のメイン画面の機能を使うことをお勧めします。
今後のバージョンアップ予定
「Bandizip 3.0」としてリリース予定のバージョンでは、
- 圧縮率が高い.7z形式での圧縮機能に対応
- 圧縮ファイルを解凍せずに、そのまま写真などの画像ファイルをプレビューできる機能
- 簡単に.isoファイルを作成できる機能
など、新機能の追加や既存機能の改善を予定しています。
(GRETECH Corp.)