軽快・高速に動作する圧縮・解凍ソフト。アーカイブファイルの分割・結合や暗号化なども可能。「Bandizip」は、ファイルサイズをコンパクトにしたり、複数のファイルをひとつにまとめて保存したりするための圧縮・解凍(展開)ソフト。メイン画面でアーカイブ(書庫)ファイルの内容(ファイル一覧)を見ながら操作できるほか、画面上へのドラッグ&ドロップやエクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューから操作することも可能。Unicode(UTF-8)に対応し、Macで圧縮されたファイルも文字化けすることなく解凍できる。
メイン画面は、アーカイブファイルをルートとしたフォルダツリー+ファイル一覧という、エクスプローラ風の構成。アーカイブファイル内のフォルダ構成も確認できる。ファイル一覧には、アーカイブに含まれるファイルの名前や元のサイズ、圧縮後のサイズ、ファイルの種類などの情報が表示される。表示項目をカスタマイズすることも可能で、圧縮方式や暗号化方式、CRC、ファイルの説明などを表示させることもできる。
新規に圧縮を行う場合は、作成されるアーカイブファイルのパスや圧縮形式、分割の指定、パスワード設定、元のファイルを削除などを指定することが可能。圧縮・解凍の実行中はダイアログが表示され、プログレスバーで進行状況を確認できる。ダイアログには、保存先や元のフォルダを開くためのボタンも用意されている。
アーカイブの作成や解凍のほかにも、
- アーカイブへのファイルの追加
- アーカイブからのファイルの削除
- アーカイブファイル自体に破損がないかのチェック
- コメントの編集
などを行える。対応するアーカイブ形式は、圧縮がZIP、ZIPX、EXE、TAR、TGZ、解凍がZIP、ZIPX、RAR、7Z、ALZ、EGG、CAB、BH、001、ARJ、LHA、LZH 、PMA、ACE、TAR、GZ、TGZ、BZ、BZ2、TBZ、TBZ2、XZ、TXZ、LZMA、TLZ、Z、JAR、WAR、APK、IPA、XPI、ISO、IMG、UDF、WIM、EXEとなっている。
環境設定では、アーカイブファイルとの関連付け、アーカイブファイルをダブルクリックした場合の動作の指定、コンテキストメニューのカスタマイズなどを行うことが可能。さらに、圧縮時にthumbs.dbや*.bak、*.tmpなどのファイル形式を除外するためのフィルタ設定、デフォルトの保存先フォルダ指定、ファイル名のUnicode(UTF-8)での保存、一時ファイルを使用せずに直接解凍できる「高速ドラッグ&ドロップ」、動画などですでに圧縮済みのファイルを自動判断し、高速処理を実現する「高速アーカイブ」などのオプションを指定できる。