テンポのよい戦闘とキャラクタ同士の軽妙な会話を楽しめる“王道”ファンタジーRPG。豊富なサブクエストなど、やり込み要素も充実。マイペースなフリーファイターのちょっぴりとぼけた冒険
「Trouble busters」は、主人公が仲間とともに広大な大陸を冒険する、長編のファンタジーRPG。主人公の暮らす世界では、どの文献にも「世界は荒野からはじまった」と記され、1,000年前からの歴史しか書かれていなかった。プレイヤーは主人公となり、この世界の謎に迫る。
主人公は、田舎大陸と呼ばれる「フォンワード大陸」で暮らす「リヲン・エクシール」。リヲンは、妹の「パルフィ」とともにフリーファイター──町で依頼を受け、そのお金で暮らす者──として、その日暮らしをしていた。依頼はモンスター退治や護衛、お使い、ペット探しと多岐にわたるが、リヲンは「ハートに響くようなおもしろい依頼がない」という理由で、特に依頼をこなすわけでもなく、ブラブラする日々を送っていた。
そんな兄を支えるため、いつもはパルフィが依頼を受けていた。しかし、いよいよリヲンに業を煮やしたパルフィは「隣町の『ショボタウン』で仕事を探してこい」と、兄を家から追い出してしまう。リヲンは仕方なく町に向かい、ゴブリン退治などをして、お金を稼いだ。
ある日、ショボタウンのパブにリヲンが依頼を受けに行くと、ギルドからの依頼が届いていた。依頼の内容は、凍りつき、大量の魔物がはびこっている「フォン城」の調査。この謎に満ちた依頼に、リヲンは「これぞ俺の求めていた依頼だ」と大喜び。すでにほかの冒険者が依頼を引き受けていると聞き、あわててフォン城へと向かう。途中、魔法使い「フォル・グラスハート」と出会ったリヲンは、フォルとともにフォン城の探索に乗り出す……。
バラエティ豊かなクエストが魅力! 赤色の宝箱には注意
システムは、RPGツクール2000のものを使用。戦闘は、ランダムエンカウント形式のターン制フロントビューバトルが採用されている。パーティは最大4人まで。ダンジョンおよびフィールドの移動中に敵にエンカウントすると、コマンドを「戦う」「好きにしれ(オートバトル)」「逃げる」から選択することになる。
「戦う」では、次に戦闘コマンドを選択する。敵への攻撃方法は、武器による物理攻撃と、TPを消費して行うスキル攻撃の2種類。武器は町の武器屋か、ダンジョン内の宝箱からゲットできる。「特技」「魔法」などのスキルは、キャラクタのレベルが上がるにつれて、各キャラ固有のものを取得してゆく。スキルは攻撃系のものから回復・補助系のものまでさまざまだ。
ダンジョン内の宝箱には、茶色のものと赤色のものとがある。茶色の宝箱には回復アイテムや武器・防具などが入っているが、赤色の宝箱には強力な敵が潜んでいることが多い。赤色の宝箱はできれば避けたいが、開けないとストーリーが進まない場合がある。赤い宝箱に遭遇した場合は慎重に開けてみよう。
サブイベントは豊富に用意され、これらのクエストをこなしながらお金を稼いでゆく。闘技場などのやり込み要素も用意されている。