制作で苦労したこと
「ラフな水彩イラストの中を冒険できるRPGを作ろう」──そういうコンセプトで作りはじめましたが、最初は2D横スクロールダンジョンという形式でグラフィックを表現しようとしました。思うようなものができず、今度は水彩風のマップチップを作って、2Dダンジョンという形で作り直しました。
それも気に食わず、水彩のダイナミックなグラデーションを表現するにはどうしたものか悩んだあげくに、いまの3Dダンジョンの形式を思いつきました。
ほかにもゲームバランス面など、いろいろと試行錯誤をしているうちに、構想から完成まで3年もかかってしまいました(汗)。
毎日、仕事前に早起きしてチクチク作ってきました。スチルイラストも描きたかったし、もっと作り込みたい部分は山々でしたが、これが私の体力の限界でした。ゲームに物足りなさを感じた方、どうか許してください。
見てほしいところ
ストーリーは地味にこだわっています。水彩のテイストに合わせ、明るい雰囲気のストーリーになるように心がけました。
世界を滅ぼす魔王を倒すとか、戦争を止めるといった話ではなく、「好奇心のおもむくままの冒険」という雰囲気を表現しました。
次回作の構想
まだ構想中ですが、固まりつつあります。楽しんでやり込める、ひと工夫あるゲーム性を思いつきました。再び水彩イラストタッチのRPGになりますが、次は2Dダンジョンで作ります。期待していただけると幸いです。
ありがとうございました。
(ノリ)