Gmailのメール保存容量はなんと10GB以上(2012年5月30日現在)だそうで、そもそもそんなにスペースは必要なのかという気がしないでもないが、使わせてくれるというのなら、有効に使わせてもらおうというときに役に立つのが「GMail Drive shell extension」だ。ただオンラインストレージと使えるだけでなく、ローカルドライブとほぼ同じ感覚で「エクスプローラで開き、ドラッグ&ドロップでアップロードできる」という操作性のよさが最大の魅力。
もちろん、アップロードに際してはファイルの転送時間がかかるので、まったく同じ感覚というわけにはいかないが、といって、気になるほどの時間でもない。そもそもオンラインストレージに保存するファイルは、さほど更新頻度の高くないものが中心になるだろうから、問題視する必要はないだろう。
「GMail Drive shell extension」が実際にやっていることは、ファイルを添付ファイルとしてメールを送信するという操作だ。したがって、GmailアカウントをPOPメールでチェックしていると、ファイルを保存・更新するたびに、新着メールが通知されることになる。
1ファイルあたりのファイルサイズ制限があり、大きなファイルは分割する必要があるが、25MBというサイズは決して小さなものでないし(添付ファイルにするため、実際の最大値はもう少し小さくなるが)、「使いはじめたら手放せなくなる」と感じさせるソフトだ。
(土屋 佳彦)