16種類のメインイベント、50種類以上のサブイベントを楽しめるファンタジーRPG。数々のクエストをこなしながら、一人前の冒険者になることを夢見る少女が主人公。少女のあこがれは、かつて助けてくれた冒険者
「冒険者の宿」は、冒険者を志す元気いっぱいの少女と、その仲間たちによる冒険が描かれるファンタジーRPG。主人公は、冒険者の町「エレアバン」にある宿屋の娘「メリロ=スフィリオ」。昔、モンスターに襲われていたところを、ある冒険者に助けられたメリロは、冒険者になることを目指し、日々訓練を重ねていた。両親を亡くして以来、宿屋を一人で切り盛りする双子の妹「メリナ=スフィリオ」に応援され、メリロは冒険者になるための試験を受けることになる。
冒険者ギルド本部へ向かったメリロは、かつて冒険者として名を馳せたオカマ「プリムローズ」から、
- 「町で仲間を募ってダンジョン『小妖精の住処』に向かい、モンスター『コボルト』を三体退治しろ」
と命じられる。メリロは早速、町で出会った物静かな少年「ゼノ=ストラ」の協力を得て、ダンジョンへと向かう。ザコ敵のコウモリを倒しながら、ダンジョンの最深部にたどり着いたメリロとゼノは、コボルトと対峙する。試験は順調に進行すると思われたそのとき、ゼノの相棒の少女「プラティナ=エクゾーテ」が登場し、試験の裏側を暴露。しかもプラティナを恐れて、コボルトが逃げ出してしまったことから、メリロはプリムローズから言い渡された試験をクリアできないまま、冒険者ギルド本部へ戻ることになってしまう。
プリムローズに事の顛末を説明したメリロは、かつて冒険者に助けられ、冒険者を志すようになった経緯を話す。話に感銘を受けたプリムローズから、冒険者として認められたメリロは、晴れて新米冒険者としての一歩を踏み出すことになる。こうしてメリロは、さまざまな依頼を受け、冒険に乗り出してゆく……。
スキルや必殺技を駆使してモンスターを撃破!
ゲームは、町などにいるさまざまな人の依頼を受け、クリアすることで進行してゆく。「Ev」という文字が表示された人物に話しかけると、イベントが発生し、依頼を受けられるようになる。依頼は、一度受けたものはキャンセルできず、同時に二つ以上を受けることもできない。複数の依頼は受けられないが、依頼内容を「メモ帳」に記すことは可能。忘れたり、見落としたりすることはない。
クエスト遂行中には、モンスターと戦う場面が多々ある。戦闘システムは、ランダムエンカウント形式のターン制フロントビューバトル。コマンドは「戦う」「逃げる」「オート」「入れ替え」の四つ。パーティは最大8人までで組むことができ、うち4人が戦う。ターンの最初に「入れ替え」を選べば、戦闘不能になったメンバーなどを、戦っていないメンバーと入れ替えることが可能。戦っている4人全員が戦闘不能になってしまうと、戦えるメンバーが残っていてもゲームオーバーになる。
攻撃方法は、物理攻撃とスキル攻撃。スキルはメリロなら「星剣術」、ゼノなら「短剣術」というように、キャラクタごとに独自のものが設定されている。絶大な威力を誇る必殺技「オーバードライブ」も用意され、戦闘中にたまる「OD」ゲージが最大になると発動される。
魔導書屋で売っている「魔導書」は、装備すると、魔法が使えない者も魔法を使えるようになる。魔導書で使えるようになる魔法の種類は、攻撃魔法から回復・補助魔法まで、さまざま。ただし、覚えられる魔法は1冊につき1種類のみ。装備から外すと、使えなくなる。各種属性の最強魔法は本職の魔術師しか使うことができない(魔導書を装備しての魔法はサポート程度に考えておくとよい)。
クエストイベントは、メインが16種類、サブは50種類以上が用意されている。依頼をこなすことで物語が進行し、行動できるエリアが広がってゆく。大勢の仲間とともに、広大な大陸で冒険を繰り広げよう。