ドライブの利用状況を、ファイルの使用量や作成した時期、ファイル形式など、さまざまな角度から分析してくれるソフト。便利なのは、分析範囲となるスキャン対象パスに対し、除外するファイル/フォルダを設定したり、複数のフォルダをまとめて分析したりできること(フォルダの組み合わせは設定として保存できる)。これにより、アプリケーション関連のフォルダを除いて分析したり、複数のデータフォルダの中からいくつかをピックアップして分析したりといった使い方が簡単にできる。
また、対象範囲をお気に入り(Favorites)に登録しておくことで、使用状況を定期的にチェックするような場合にも、設定の手間が省ける。
「Summary」では、ドライブ全体の容量や空き容量、ファイル数などに加え、プログラムやシステム関連のファイル、データファイルなどの形式別に「どれくらいのパーセンテージを占めているのか」をグラフで示してくれるが、フォルダプロパティ(Folder properties)ではさらに詳しく、拡張子ごとの容量やファイル数、ファイルの作成日時や更新日時別のデータなどを確認できる。
こうした機能を使えば、長い間アクセスしていないファイルや、中身のない空のフォルダを見つけることができ、ムダなファイルを整理するのにも役立つ。
多言語対応ながら、現時点では日本語に対応していないのが残念だが、基本的には複雑な操作は必要ない。しばらく使っているうちに、自然に理解できるだろう。
なお、筆者のテスト環境との相性が悪かったのか、一部に正しく動作していないと思われる機能も見られた。そのため未検証の部分が残ってしまったことをお詫びしておく。
(福住 護)