ドライブやフォルダを分析し、ファイルサイズやファイルタイプ別の占有率などの統計情報を表示するソフト。「Xinorbis」は、指定ドライブ/フォルダ内のファイルの状況を多角的に分析できるソフト。数値はもちろん、円グラフや棒グラフで分析結果をわかりやすく表示してくれる。ファイルのサイズやタイプ別のほかにも、フォルダ別やタイムスタンプ、ユーザなどによる分析結果を見ることも可能。タイムスタンプは作成日時、アクセス日時、更新日時に切り替えて、結果を参照できる。ファイルサイズの大きさ/小ささ、タイムスタンプの新しさ/古さによるトップ101を表示する機能もある。分析結果をファイルに保存したり、FTPサーバにアップロードしたりすることもできる。
メイン画面は、左右に二分割された2ペイン構成。左ペインには呼び出す機能が、また右ペインに分析結果の表示エリアが配置される。機能は「Welcome」「Tasks」「Advanced」「Quick Reports」などに分類されている。「Welcome」では、分析の実行や、保存した分析結果の読み込みなどを行うことが可能。分析結果の表示は「Tasks」で行える。
分析を行うには、まず対象のドライブまたはフォルダを指定する。除外するファイル/フォルダを指定したり、複数のフォルダをまとめて指定したりすることも可能。特定のドライブ/フォルダを繰り返し解析したいときは、「Favorites(お気に入り)」に登録しておけば、選択の手間が省ける。一度分析したドライブ/フォルダは「Scan History」に履歴として記録され、ダブルクリックで簡単に解析を行えるようになっている。
分析結果は、「Tasks」内の「Summary」や「Folder properties」で確認できる。「Summary」では、分析対象のファイル/フォルダの数や総ファイルサイズ、平均ファイルサイズ、最大のファイルおよびサイズなどのデータが表示される。さらにプログラムファイルやシステムファイル、画像、動画、音楽といった(拡張子グループで登録された)ファイルタイプ別の占有率も確認できる。ファイルタイプは、ユーザがカスタマイズすることも可能だ。
「Folder properties」では、さらにくわしい分析結果を参照できる。ファイルタイプだけでなく、拡張子ごとの占有量やファイル数、サブフォルダ別の容量、ファイルの作成日時や更新日時といったタイムスタンプ別の容量なども確認することが可能。さらに「Search」を利用すれば、作成日時やアクセス日時、容量などを条件に、合致するファイルの情報だけを抽出表示させることもできる。
分析結果は、レポートとして保存することが可能。出力形式はCSV/HTML/Text/Tree/Xinorbis/XMLに対応。好みの形式を指定でき、複数形式のレポートをまとめて出力することもできる。「Quick Reports」を利用して、特定の形式のレポートだけをその場で簡単に保存することも可能。さらに「Web Report」では、あらかじめ設定しておいたFTPサーバへの分析結果のアップロードを行える。
そのほかにも、
- 重複ファイルの表示機能
- 条件に一致するフォルダの情報を抽出するフィルタ機能
- 分析データのバックアップ機能
など、多彩な機能を搭載する。