“ファンタジー世界を巡り廻るRPG”。火、地、水の国を巡りながら、ゲームの世界で“自分の思うまま”に生きることができる。光の巫女「リン」との出会い――プレイヤーの冒険はここからはじまる
「巡り廻る。」は、「闇の竜に支配された世界を旅する」という設定の、自由度の高いRPG。「闇から世界を救う」というメインストーリーは存在するが、ゲーム序盤は物語の進行に主人公が関わることは少ない。プレイヤーは主人公を操作しながら、自分自身で旅の目的を見つけることになる。総プレイ時間は100時間以上。
ゲーム開始後にまず行うことはキャラクタクリエイト。男三人、女三人の中から好きな「外見」のキャラクタを選び、続けて「出身」「種族」「職」「得意武器」を選択する。出身には「火の国」「地の国」「水の国」「不明」があり、選択した国からゲームがはじまる。不明を選択した場合は、火、地、水のどれかからランダムで選ばれる。
ゲームの舞台は、日の光が闇に遮られ、魔物が絶えることなく現れる世界。誰もが光をもたらす者の出現を待っていた。主人公は、旅の途中で行き倒れていたところを、「リン」「アレス」「ビビット」「ハクオウ」という四人の冒険者に救われる。光の巫女であるリンによると、彼らは闇の竜に関する情報を集めているという。翌朝、四人と別れた主人公は、自らも冒険に乗り出す。まずはともに旅をする仲間を見つけるため、比較的魔物と遭遇しない街道沿いを歩きながら、近くの村へと向かう──ここまでがゲームの導入部分だ。
歯ごたえのある戦闘と膨大なやり込み要素が魅力
「巡り廻る。」には、魔物との戦闘、ダンジョンの探索、クエストの遂行、賞金クビの退治、アイテムの収集など、数え切れないほどのやり込み要素が用意されている。プレイヤーは、これらから自分のやりたいことを見つけ、自由にこなしながら、三つの国を周ることになる。何をするにもお金が必要となるので、最初は魔物を倒したり、クエストを請け負ったりしながら、お金を貯めるところからはじめるとよい。
フィールドマップ上ではリアルタイムで時間が経過し、歩いていても止まっていても、敵に遭遇する。敵に遭遇すると、キャラクタの頭上に「!」マークが表示され、マークが黄色のときに決定ボタン(【Z】/【Enter】キー)を押すと、戦闘がはじまる仕組み。赤いときに決定ボタンを押せば、戦闘を回避できる。一人での戦闘はかなりきつい。できるだけ戦闘を回避し、まずは街へ行ってパーティメンバーを集めよう。
戦闘は、サイドビューのアクティブタイムバトル制。最大四人のパーティメンバーで戦う。画面上部にはバーが設置され、バーの上に味方、下に敵の行動順が表示される。戦闘中、キャラクタは九つのマスの上を移動することができ、前衛・中衛・後衛のいずれかから攻撃できる。攻撃できる範囲は、マスの場所と使用武器によって異なる。
クエストは、フィールド上に存在する街で請け負うことができる。クエストの内容はさまざま。成功するとエレメントによる報酬に加え、「名声」も手に入る。名声が高まると金や武器をもらうことができるため、クエストはなるべく多くこなしたい。しかし、失敗すると名声はダウンする。自分ができる範囲で請け負いたい。
クエスト達成報酬のエレメントは、その場で換金できる。しかし、国ごとに通貨単位が異なり、それぞれの通過を直接、交換することはできない。ほかの国に移動することも考え、手持ちのエレメントをすべて換金するのではなく、ある程度残しておくとよい。