剣と手裏剣で敵を倒し、迷路状の城内を突き進んでゆく2Dアクションゲーム。短時間で気軽に楽しむことができる。敵忍者と戦いながら、迷路のような城の中を突き進み、殿様を倒す
「CROSS OUT」は、主人公の忍者を操り、敵と戦いながらダンジョンを探索して、制限時間内にボスを倒し、かつ脱出するアクションゲーム。主人公が忍者のため、足場から足場へのジャンプを駆使する場面も多いが、あまりシビアな操作が要求されることはなく、「ゲームはあまり得意ではない」という人でも安心してプレイできる。用意されたステージは全7面。
ゲームの主人公は、茶色の装束を身につけて、刀を背負った、名も知れぬ忍者。町を脅かす貪欲な殿様を倒すことを決意して単身、城に乗り込む……。
城内は迷路状になっており、うかつに進むと罠にはまって、命を失ってしまう。さらに、多数待ち構える警護の敵忍者が手裏剣や刀、鉄砲などで、主人公の行く手を阻んでくる。主人公は日頃鍛えた剣術や体術などを駆使して数多の障害を突破し、制限時間内に殿様を倒して、城から脱出しなくてはならない。最後のステージにはボスとして殿様が待ち受けるが、殿様を倒しただけではクリアとはならない。その後、脱出するまでがゲームとなっている。
忍者らしく壁に張りつきながら移動して、罠や攻撃を回避
操作はキーボードで行う。【←】/【→】キーで主人公の左右移動。押し続けると走る。【↑】はジャンプ、【↓】では、城内の白く薄い床を突き抜けて、下に降りることができる。走ったり、ジャンプしたりした先に壁がある場合は、主人公は壁に張りつくことができ、さらにジャンプして壁を登ることができる。
壁ジャンプは、一瞬でも壁に触れさえすれば使える。足場を踏み外してしまった場合などには【↑】キーを連打すれば、助かることがある。壁に張りついた状態のまま、ジャンプなどの操作をしなければ、主人公はゆっくりと壁を滑り降りてゆく。下の様子がわからず、うかつに飛び降りると危険そうな場所では役立つテクニックだ。
主人公の武器は刀と手裏剣。【X】キーを押すと刀を振る。刀は攻撃範囲こそ狭いが、威力は大きい。タイミングを合わせて振れば、敵の投げる手裏剣はもちろん、鉄砲の弾もはじき返すことが可能。【C】を押すと、手裏剣を投げる。長押しでチャージしてから投げると、手裏剣が巨大化し、威力がアップして敵を貫通する。
赤忍者を上手に利用して、手持ちの手裏剣を補充
ゲーム開始時点での忍者の残機は3、手裏剣の手持ちは5枚。手裏剣は消耗品で、手持ちが0になると、投げることができなくなる。ただし、敵や自分が投げて床や壁などに刺さった手裏剣や、刀で打ち落とした手裏剣は、回収することが可能。敵を倒したときに時折出現するアイテム(手裏剣)を取れば、1枚ずつ補充できる。手裏剣は最大9枚まで保持することが可能だ。
アイテムには手裏剣のほかにも、体力を回復するだんごと、残機を増やす1UPがある。
主人公の行く手を阻む敵忍者は3種類。
- 壁に隠れ、いきなり手裏剣を投げてくる赤忍者
- 廊下に座り、鉄砲を打ってくる青忍者
- 廊下を歩き回り、居合抜きで攻撃してくる緑忍者
敵の攻撃を受けた場合はもちろん、敵に接触してもダメージを受ける。主人公の体力の状態は、左上に表示されるゲージで確認することが可能。ゲージの色は、残量によって青→緑→黄→赤と変化する。体力が0になると残機が1機減り、ステージの最初またはチェックポイントからの再開となる。すべての忍者を失うとゲームオーバー。ゲームオーバーの場合は、当該ステージの最初からコンティニューすることが可能。