まず、最初にお断りしておくと、筆者が使っている2台のパソコン(1台はWindows 7、もう1台はWindows XP)ではインストーラが文字化けした状態だったので、姉妹ソフトのインストーラを参考にセットアップを行った。インストール時のオプションで“Japanese”を選択すると日本語化され、インストール後は特に問題もなく使用できている。操作自体は非常にオーソドックス。もし日本語化されておらず、英語表記のままだとしても、問題なく使えそうだ。ファイル復元ソフトの中には、情報量が多すぎて、はじめて使う人には「どこをどう操作したらよいのか、わからない」だろうと感じられるものもあるが、そういう意味ではむしろシンプルな「Glary Undelete」のようなソフトの方が使いやすいのではないだろうか。
削除されたファイルを一覧表示で確認できるだけなく、ファイル形式での絞り込みが可能だったり、抽出条件の指定が簡単だったりするのもうれしいポイントだ。
なお、最近のファイル復元ソフトの多くは、復元先を指定する際に「復元したいファイルがあるドライブを指定しないよう」に保護したり、警告したりしてくれるものが多いが、「Glary Undelete」にはそうした機能はないようだ。この点にはよく注意し、復元前にきちんと確認しておきたい。
(福住 護)