シャットダウンや再起動をワンタッチで実行できるソフトは多いが、その中で「ByeNow」の特徴といえば、やはりCPU使用率を条件にできることだろう。この設定は、第一条件としてカウントダウンまたは日時指定を行った上で、さらにチェックボックスをONにすることで利用できるようになる。つまり、一定時間が経過するか、または指定の日時に達した上で、第二条件を満たしたときにはじめて実行されるわけだ。
ビデオのエンコードや3D CGのレンダリングといった「CPUの負荷が大きく、処理時間が必要となる作業」でも、作業が終われば自動的にシャットダウンしてくれるので、その間に外出するなり、ベッドに入るなり、自由に時間が使えるし、もちろん電力消費の削減にもつながるのはいうまでもない。
第二条件を設定せずに、単にカウントダウンタイマやスケジュール設定をもとに実行させることもできるが、実際問題としては終了時間の予測は難しいだろうから、やはり使用率で判断するのは合理的だろう。
CPU使用率の判定は10秒間の平均で行われるので、瞬間的に負荷が下がったからといって、いきなりシャットダウンされる心配はない。判定の基準となる使用率は1%単位で設定できる。パフォーマンスモニタを使い、日ごろから使用率を調べておくと、設定に役立つのではないだろうか。
(福住 護)