「Microsoft IME」や「ATOK」といった老舗に加え、「Google 日本語入力」「Baidu IME」のような無料で使える日本語入力システムも登場して、日本語入力システムをめぐる環境は充実してきている。しかも、これらの日本語入力システムはそれぞれに特徴を持っており、「複数のシステムを使い分ける」ことも選択肢として大いにあり得る。その場合も、例えばblogやTwitterを書くときにはネット用語に強い「Google 日本語入力」だとか、「Microsoft Office」との相性はやはり「Microsoft IME」がよいとか、アプリケーションによって使い分けることが多くなるだろう。そんなときに便利なのが「TruthCIME」だ。アクティブウィンドウを判別して、自動的に日本語入力システムを切り替えてくれる。
アプリケーションの指定には「クラス名」「ウィンドウ名」「ファイル名」の3種類の方法が使えるので、「WebブラウザでもTwitterのときだけ」のような指定をすることが可能。32bitアプリケーションと64bitアプリケーションとを区別して指定できることも含め、融通の利く設定が可能な“実戦的”なソフトだ。
(土屋 佳彦)