個性豊かなキャラクタと歯ごたえのある探索・戦闘が特徴のダンジョン探索型RPG。やり込み要素も満載。すべては一攫千金のため! 今日も“自称・勇者さま”がグランマンジュウ城に集う
「Angels & Manjyus」は、ダンジョン探索を中心にした2DグラフィックのファンタジーRPG。ゲームの舞台は、豊かな自然に恵まれたマンジュウ地方。甘くて美味しい“お饅頭”の名産地で、数多くのマンジュウ果樹園が芳醇な香りを漂わせる、平和な土地だった。一人の魔法使いがやって来るまでは……。
ある日、マンジュウ地方を治める王が住む「グランマンジュウ城」に、「ニルヴァーナ・ホワイト」と名乗る魔法使いが現れる。ニルヴァーナ・ホワイトは、旅の魔法使いを装って城に入り込むと、闇の世界から魔物の軍勢を呼び出し、城を乗っ取ってしまった。さらには城の地下に迷宮を作り、魔界に通じる「魔導の門」を開こうと画策する。魔導の門が開くと、魔界の王がコチラの世界にやって来て、大変な事態になってしまう。
この危機に諸外国の王は兵を出し合い、ニルヴァーナ・ホワイトを討伐しようとするが、魔物の抵抗にあって失敗してしまう。そこで王たちは、勇者を集めることにする。ニルヴァーナ・ホワイトを倒し、グランマンジュウ城を取り戻した勇者には、金貨百万枚相当の宝を与えるというおふれを出した。このおふれによって、大勢の“自称・勇者さま”がマンジュウ地方へと集結する。
とある小国のお姫様だったポジティブシンキングの戦士「エンゼルマリー」と、ちびちび族の吟遊詩人「ぷみ子」も、そんな“自称・勇者さま”。魔物に襲われ、なくなってしまったエンゼルマリーの故郷を復興させるため、二人はグランマンジュウ城から最も近い街「マンジュウハイム」へと向かう。はたしてエンゼルマリーとぷみ子は、故国の平和を取り戻すことができるのだろうか?
魔物を倒すたびに宝箱がざっくざく! やり込み要素満点の戦闘
ゲームは、街を拠点に準備を整えて冒険へと乗り出す、オーソドックスなダンジョン探索RPG。エンゼルマリーとぷみ子の旅の拠点となるのがマンジュウハイムの街。「BARワンダフル」「ハイテ寺院」「戦士の訓練所」「魔法使いのギルド」といった施設が存在する。BARワンダフルは、ぷみ子の友人「ワンダフル」が経営するバー。宿屋と道具屋も兼ね、HP/MPの回復や武器防具・消費アイテムの売買、セーブなどを行える。エンゼルマリーたちがワンダフルから借りている「屋根裏部屋」は、自分好みにカスタマイズすることが可能。冒険の途中で手に入れたり、購入したりした家具や置物を使って、どんどん改造することができる。
寺院では状態異常・戦闘不能の回復などが可能で、「信仰心」を設定することもできる。信仰心の設定は、信仰する神にお布施をすることで、加護が得られるシステムのこと。例えば「まんじゅう神」にお布施すると、すべての能力値が上昇し、「豊穣の神」では最大HPと防御力が上昇する。訓練所やギルドでスキルを購入すると、訓練所では戦闘で役立つ必殺技を、またギルドでは魔法を習得できるようになっている。
街で冒険の準備を整えたら、いよいよダンジョンへと出発する。ダンジョンでは基本的にシンボルエンカウント制。敵の視界に入ると向こうから近づいてきて、戦闘に突入する。戦闘は、フロントビューのターン制バトル。最初に選べるアクションは「戦う」「逃げる」「オート」で、「戦う」を選ぶと、パーティキャラクタのコマンド選択に移る。
攻撃方法は物理攻撃とスキル攻撃の2種類。スキル攻撃では、それぞれの職業に合ったスキルを使うことが可能。ぷみ子は、「炎」「氷」「雷」「毒」などの属性魔法を使用できるほか、回復魔法などを使うこともできる。
「必殺技」は、エンゼルマリーだけが使える強力なスキル。通常の攻撃を行ったり、敵から攻撃を受けたりすると、エンゼルマリーの「必殺技ゲージ」がたまってゆく。必殺ゲージを消費して、一撃必殺の強力技や全体攻撃など、さまざまな技を繰り出せるようになっている。
宝箱は、ダンジョンのマップ上にさまざまなものが設置されているほか、敵を倒しても宝箱は出現する。宝箱からは、消費アイテムや武器防具などをふんだんにゲットすることが可能。序盤でお金がないときは、宝箱から得た武器防具が重宝する。メニュー画面にはアイテム図鑑やモンスター図鑑があり、集めたアイテムや遭遇した敵が図鑑に登録されてゆく。やり込みを好む人は、図鑑のコンプリートを目指すのも遊び方のひとつだ。