斬新なシステムの2Dアクションパズルゲーム。スイッチを押すことで、フィールド全体を回転させたり、空間と壁とを入れ替えたりできる。スイッチを押して空間を変化させながら、フィールド内に散らばった鍵を集める
「iSwitch!」は、スイッチを押すたびに主人公のいる空間の状態が変化する、ユニークなシステムの2Dアクションパズルゲーム。重力の向きを変えて、ジャンプしても届かない場所に移動したり、重いオブジェクトなどを動かしたりして、フィールド内を自由自在に動きながら鍵を集め、ゴールに触れることが目的。回転とともに移動する仕掛けや水を上手に利用して、全48面のメインステージをクリアしよう。全ステージクリア後、条件によってはオマケも出現する。
フィールドは壁と床からなり、いくつかのスイッチや多彩な仕掛けが配置されている。プレイヤーは、主人公を操作してフィールド内を移動させ、散らばった鍵を集めて回ればよい。すべての鍵を回収するとゴールが出現し、主人公がゴールに触れるとステージクリアとなる。
操作は、キーボードまたはゲームパッドで行う。主人公の移動は【←】/【→】キー。床の上を左右に歩かせることができる。【X】キーはジャンプ。ジャンプ中に【←】/【→】キーを押すことで、着地位置を細かく調節することが可能。水中では【X】キーで上に向かって泳ぐことができ、キーを押す長さで浮上する距離を調節できるようになっている。スイッチの作動には【Z】キーを使用する。
フィールドの回転や空間と壁の反転で、思いがけないところにルートが
ゲームの大きな特徴となっているのが「重力スイッチ」「カラースイッチ」の存在。矢印型をしたスイッチは「重力スイッチ」。作動させると、矢印の向きが下になるようにフィールド全体が回転し、フィールド内の重力の方向もあわせて変化する。フィールドを回転させることで、それまで決してたどり着くことのできなかった場所にも移動できるようになる。
重力方向が変化することで、主人公はもちろん、フィールド内の固定されていないオブジェクトも下方に向かって落下する。これにより、箱などを移動させて足場を作ったり、邪魔な箱をどけたりすることが可能。さらに、可動する仕掛けで通り道や足場ができたり、逆にルートが塞がれたりすることもある。これらの仕掛けを上手に利用することがクリアのポイントだ。
四角形のスイッチは「カラースイッチ(Color Switch)」。ゲームフィールドは、薄い色と濃い色の二色(例えば白と黒)で構成され、一方が中を自由に移動できる空間、もう一方が通り抜けられない代わり、上を歩くことができる床や壁となっている(主人公は空間と反対の色となる)。カラースイッチを作動させると、主人公の色が反転し、同時に空間と壁の色も逆転する。それまで通れたところが足場となり、通れなかったところを通れるようになる。
仕掛けの性質を覚え、ステージ内を自由に移動しよう
フィールド内ではさまざまな仕掛けも登場する。「箱」は、最もシンプルな仕掛け。重力によって落下したり、水に浮かんだりする。足場として利用できるほか、同じ色で空間と接触しているときには、通路として利用することも可能だ。
「バネ」は、上に触れると強い力で跳ね飛ばされる。ジャンプでは到底届かない高さまで飛び上がることができる。
「トゲ」は、触れるとミスとなる、厄介で危険な仕掛け。
「点線ブロック」は、一定時間ごとに色が反転するブロック。タイミングを合わせることで、中を通り抜けたり、足場にしたりすることが可能。ステージによっては、色の変わるタイミングに合わせて中に入ることで、空間から壁の中に移動する装置として利用することもできる。
「可動ブロック」は、重力方向の変化に合わせて回転する仕掛け。単体または複数のブロックが連結した構造になっており、回転によって主人公の行く手を塞ぐこともあれば、先に進むための足場や通路になることもある。
「可動鍵」は、重力方向の変化に合わせて位置を変える鍵。取るためには重力スイッチを押す順番をよく考える必要がある。
仕掛けとは異なるが、水も重要なギミックとして登場する。主人公は水中を自由に動くことができ、窒息することはない。水は重力方向の変化に合わせて位置を変え、位置によって水位も変化する。ステージによっては水位が刻々と変わることもあり、水流の方向が重力方向で変わる場合もある。