画面にファイルをドラッグ&ドロップするだけで、指定のサイズに画像を縮小してくれるソフト。縮小だけでなく、フィルタ加工や回転、Exif情報の削除、著作権表記の追加など、さまざまな処理も行える。「縮小革命」は、簡単操作の画像一括縮小ソフト。設定値以内に収めるための画像サイズと、「長辺基準」「短辺基準」などの縮小モードとを組み合わせることで、手間なく画像を一括縮小できる。縮小サイズは、プリセットされたものからユーザが選択することも可能。16:10、16:9、4:3の縦横比に対して、それぞれ3種類のサイズが用意されている。さらに、バナー画像用やiPhone/iPad用のサイズなどを選ぶこともできる。保存時には、画像形式(JPEG/PNG/BMP/TIFF/HD Photo)や保存場所、ファイル名の命名規則などを選択・設定することが可能。変換処理終了後に保存先のフォルダを開いたり、画像をプレビューしたりすることもできる。
メイン(設定)画面には、サイズや保存形式などを設定するための「基本」に加え、「効果・回転・透明色」「Exif情報」「透かし/ウォーターマーク」「トリミング/壁紙作成」「その他」の各タブが用意されている。縮小以外にも多彩な画像加工を行えるのが大きな特徴だ。
「効果・回転・透明色」では、グレースケール化やセピア化、先鋭化/ぼかしフィルタなどを適用できるほか、AdobeRGBからsRGBへの変換、画像の回転なども行える。縮小精度(補間アルゴリズム)を設定することも可能。「高品質バイキュービック法」をはじめ、4段階から選択できる。GIF/PNG形式では、透明色を含む場合の処理方法を設定することも可能だ。
「Exif情報」では、デジカメ写真のExif情報を削除(または保持)したり、著作権者や原作者・作成者の情報を追加・変更したり、GPS情報を削除したりといった指定を行える。
「透かし/ウォーターマーク」では、著作権マークや「極秘」などの画像、任意のテキストを合成して出力することが可能。画像の位置やサイズ、透明度、文字のフォントや色などを指定することも可能だ。
「トリミング/壁紙作成」では、画像を切り抜いたり、代表的なモニタのサイズに合わせて壁紙用として加工したりできる。
さらに「その他」では、CPUの機能や能力に応じて、動作の優先度やマルチスレッド処理の有効/無効を切り替えることができる。
対応する画像形式は、標準でBMP/GIF/HD Photo/JPEG/PNG/TIFF/WMFの7種類。各カメラメーカーから公開されているカメラRAW用のコーデックやJPEG2000用のコーデックをインストールすれば、RAWデータやJPEG2000を処理することも可能だ。
インストール先フォルダには「縮小革命」のほかに、設定項目がシンプルな「縮小革命Light」という実行ファイルもセットアップされる。