50種類以上の音楽・動画形式に対応した“総合コンバータ”。DRMで保護されたメディアも、高品質で変換・保存することが可能。「Tunebite 8 Platinum」は、音楽・動画ファイルの形式変換、取り込み、再生、CD/DVDの作成などを行えるマルチメディアファイルコンバータ。対応する形式はMP3/MP4/M4A/AAC/OGG Vorbis/FLAC/WMA、WMV/AVI/MOV/FLVなど。ファイル形式の指定方法には「簡易」「詳細」の2モードがあり、簡易モードではポップアップリストからWindows Media PlayerやiPhone/iPod touchといった項目を選択するだけで、形式を指定できる。プレイヤーとしての機能も備え、変換終了後にファイルをその場で再生することも可能。プレイリストの作成機能やタグの編集機能なども搭載する。
メイン画面には「変換」「キャプチャ」の各タブと、「管理」機能を呼び出すためのボタンが用意されている。変換を行うには、まず対象のファイルをリストに登録する。ファイルは任意に選択して登録できるほか、DRM(デジタル著作権管理)保護されたファイルを検索して登録することも可能。オーディオブック変換用のボタンや、DVDからの録画用ボタンなどもある。
画面を「キャプチャ」に切り替えると、
- インターネットメディアの記録
- 画面の録画
- サウンドの録音
の各機能を利用することが可能。「インターネットメディアの記録」は、WebブラウザでYouTubeなどのファイルを再生すると、自動的に取り込んでくれる機能。「画面の録画」は、メディアプレイヤーなどで再生されている状態を録画するもの。キャプチャ領域を指定したりする手間は必要だが、「インターネットメディアの記録」で処理できなかったデータも記録できる。「サウンドの録音」は、パソコン上で再生されている音をそのまま録音する機能だ。キャプチャしたデータは自動的にリストに登録され、リスト上でファイル形式を指定して保存することが可能(このとき「変換」に切り替える必要はない)。リスト上で再生することもでき、事前にチェックして「本当に必要なものだけ」を保存することができる。そのほか、ソーシャルラジオやWebページ上のMP3へのリンクなどを自動的にダウンロードする機能なども備えている。
変換したデータやキャプチャしたファイルは、内容(変換や取り込みなどの処理)に応じて、あらかじめ割り当てられたフォルダに保存される仕組み。画面を「管理」に切り替えるとファイルが一覧表示され、ファイルの削除やタグの編集、オーディオトラックの編集などを行える。「管理」モードでは、フォルダ単位でファイルが一覧表示されるほか、アーティスト別やジャンル別でファイルを参照することも可能。さらに、フォルダオプションを使って、動画ファイルやオーディオファイルだけを抽出したり、アーティスト名で絞り込んだりといったことも簡単に行える。
「管理」モードで選択したファイルはプレイヤーに登録して再生できるほか、プレイリストを作成したり、プレイヤー上からCD/DVDを作成したり、USBデバイスにエクスポートしたりといったことも可能だ。