日本語入力システム(IME)が現在、有効か無効かをカーソル付近などに表示してくれるソフト。キーロックの状態を表示させることも可能。「IMEステータス デスクトップブリッジエディション」は、IMEの有効/無効状態を、アイコンを利用して教えてくれるユーティリティ。アイコンの表示位置や表示されるアイコンの画像は、好みや状況に応じて変えることができる。キーロック状態の表示に対応するほか、IMEが半角入力モードになっていることもわかる。インストールは不要。配布アーカイブを解凍(展開)し、実行ファイル(IMEStatus.exe)を起動するだけですぐに利用できる。デスクトップブリッジエディションは、Windows 10用の標準版から、Windows 10に関連するプログラム命令を削除し、Windows 8.1/7でも動作するように調整されたもの。
起動するとタスクトレイに常駐し、IMEの有効/無効状態を小さなアイコンで教えてくれる。初期状態では、カーソルの右下近く(近接)に小さなアイコンが表示される仕組み。IMEが有効の場合は小さな緑のアイコン、無効の場合は赤のアイコンが表示されるようになっている。
表示されるアイコンの位置や画像(アイコンファイル)は設定によって変更することが可能。「アイコンの位置」は、カーソルの、
- 右下、左上、右、下
- 近接(初期状態)
- 任意の位置
- デスクトップ上部
- アクティブウィンドウ上部
- フォーカスされた項目
から選択・設定できる。「任意の位置」では、アイコンの表示位置がカーソルの位置にかかわらず固定され、ドラッグで変更することができる。「フォーカスされた項目」では、キーボードの照準があるコントロールの左上に表示される。「アイコンファイル」は、初期状態の「標準(フラット小)」をはじめ、サイズの大小を含め、計10種類から選択できる。ユーザがオリジナルの画像を用意して、追加することも可能だ。
キーロックの状態は、アイコンに記号や文字を追加してON/OFFを教えてくれる。もちろんNumLock、CapsLock、ScrollLockの状態が個別にわかる。
そのほか、オンラインゲームのチャットなど、独自の入力方法が使用される環境でも機能するよう、IMEの検知タイミングが変更された「ゲームモード」にしたり(すべてのゲームでの動作が保証されているわけではない)、アイコン画像を一時的に非表示にしたりすることも可能だ。