実際に書いて、漢字を覚えるためのソフト。タッチ操作対応のディスプレイやタブレットを使えば、ホワイトボードや紙のノートの感覚で漢字学習を行える。「漢字を書いて覚えよう」は、画面にマウスやスタイラスペンを使って書くことにより、漢字を覚えるための学習ソフト。四字熟語や慣用句など、漢字書き取りの問題を数多く収録。3,000以上の漢字を学習できる。問題ごとに「覚えた」「覚えたい」などを指定することもでき、効率的に学習を進められる。問題の履歴機能や、表示中問題のインターネット検索機能も備える。
メイン画面は、上部が問題の表示エリア、残りのベージュに塗られた広い領域が解答エリア。画面の両サイドには各種ボタンが配置された操作バーおよび検索バーが並ぶ(左右入れ替え可能。検索バーは非表示にすることもできる)。
使い方は簡単。起動するとすぐに学習がスタートし、慣用句や四字熟語などが出題される。問題文はすべてひらがなで表示され、漢字にする部分は緑、助詞や送り仮名は白で色分けされている。ユーザは、解答エリアの好きな場所にフリーハンドで文字を書くことができる。解答を表示するには「答え」ボタンを、問題を切り替えるには「←戻る」「次へ→」ボタンを押せばよい(クリックまたはタップ)。
操作バーの上部には「覚えた」「覚えたい」「覚えない」「指定なし」の各ボタンが配置される。ユーザの学習状況を記録するための機能で、問題ごとにボタンを押すことにより、出題の傾向が変化する。
- 覚えた……すでに覚えた漢字。出題されなくなる
- 覚えたい……忘れがちな漢字または学ぶ必要がある漢字で、一定の確率で再出題される(確率は1/10〜1/200の範囲で設定できる)
- 覚えない……難しすぎるなどで、覚える必要のない漢字。出題されなくなる
- 指定なし……上記のどれでもないもの
出題された問題や書き取り(練習)を行った回数、各ボタンの学習状況(登録された数)は履歴に記録され、確認して呼び出したり、手動でクリアしたりできるようになっている。問題文(漢字)の検索機能もあり、出題された問題を「覚えた」「覚えない」「覚えたい」「指定なし」の別に検索することが可能。問題の学習状況を編集(覚えない→覚えたい、など)したり、問題文の語句をインターネットで調べたりすることもできる。
そのほか、出題される漢字を「常用漢字を優先」「表外漢字(難しい漢字)を優先」に設定することも可能だ。