「魔獣が跋扈するフロンティアで、ハンター相手に武器を売る」という設定の本格経営シミュレーションゲーム。開拓地を舞台に、魔獣と戦うハンターに武器を売って店を成長させる
「FrontierBlacksmith」は、開拓地で店舗を開き、経営戦略を駆使して他店との競争に勝つことを目的とした“武器屋経営シミュレーションゲーム”。職人を雇って商品を充実させ、店員が売りさばいて、会社を成長させる。
ゲームの舞台は、魔獣が生息する世界の大陸東部フロンティア。ほかの地域には見られない魔獣が生息し、開拓が進んでいなかった。しかし、魔獣を資源として活用する方法が発見され、中央の財界人が競うように魔獣の毛皮や角、牙、剥製などを収集しはじめたことで事態は一変。それまでは開拓の障害でしかなかった魔獣が、一攫千金を求めるハンターたちを呼び寄せる宝になり、一躍東部フロンティアは活況を呈するようになった……。
物語の主人公「セオ」は、魔獣狩猟の流行がはじまる少し前に東部地方にやって来て、武器職人「ファクト」とともに武器屋の経営をはじめる。武器屋の営業を開始する前後のゴタゴタから、店がある程度軌道に乗るまでの経緯が描かれるのが、チュートリアルと世界観の説明とを兼ねたシナリオモード「初めての武器屋」。「初めての武器屋」をクリアして、はじめてフリーモード「自由経済」をプレイできるようになる。最初にプレイできるモードは少なく、選べる難易度もノーマルだけだが、最終的には10を超えるモードと4段階の難易度を選択できるようになる。
需要に合わせて職人や店員のシフトを変更し、在庫と販売数とを調整
操作はマウスで行う。画面上部に並ぶアイコンをクリックし、開いたウィンドウをクリックまたはドラッグする。右クリックではダイレクトヘルプの表示をON/OFFすることが可能。ONのときにアイコンなどへのオンマウスで、当該機能の内容を調べることができる。
用意されたウィンドウは《武器情報》《求人情報》《店員情報》《職人情報》《経営ログ》《収支情報》《経営戦略》《目標》など、計12種類。《武器情報》では、その時点で生産可能な武器が一覧表示され、武器アイコンを《職人情報》の職人にドラッグ&ドロップすることにより、製造シフトを変更することが可能。ただし、製造される武器が実際に変更されるのは翌日から。シフト変更を指示した当日は、前日に指定した武器の製造がそのまま継続される。《職人情報》には、その時点で雇用している職人全員のアイコンが表示される。職人アイコンを移動させてシフトを変更し、それぞれに異なる武器を製造させたり、特定の武器に複数の職人を割り当てて、製造量を増やしたりもできる。
《店員情報》では、製造された武器に店員を割り当て、販売促進を行える。《職人情報》《店員情報》のアイコンで満足度をチェックしたり、ダイレクトヘルプをONにして、詳細な情報をチェックしたりすることも可能だ。
赤字で倒産したり、ライバル店との競争に負けたりしないよう、経営戦略を駆使
月末になると給料や税金の支払いが発生する。社員の賃金を変更したり、解雇したりすることも可能。給料に不満のある社員は、満足度に応じた確率で退職する。辞められると困る社員は昇給させよう。支払いなどによる赤字で、借金が自社の株数×株価を超えると、会社は倒産してしまう。
倒産を回避し、ライバル店との競争に勝利するのに最も重要なウィンドウが《経営戦略》。MPを消費して、さまざまな戦術を使うことができる。戦術を使うことにより、関連する部門に経験値が入り、部門レベルが上がって、新たな戦術が使えるようになる。用意された属性は「経営」「財務」「工事」「開発」「宣伝」。それぞれで使用できる戦術は、
- 経営:休日増加、残業制度、職人急募、筆記試験、研修など
- 財務:減資、増資、鉱山株買収・売却、新聞株買収・売却、デイトレ、ボーナス制度など
- 工事:倉庫拡大、工房リフォーム、内装リフォーム、宿舎、温泉リフォームなど
- 開発:研磨ブースト、細工ブースト、錬鉄マイスター、特許取得、新技術の導入など
- 宣伝:チラシ配り、割引セール、市場調査、口コミ、Pカード、雨天セール、名物店員など
工事中は営業できず、すべての従業員が休みとなるので要注意。