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reviewer's EYE
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グラフィック、BGMともに優れた戦術シミュレーションゲーム。かなり入念に作り込まれている。立絵の用意された主要キャラクタの会話によるドラマもおもしろく、結末が知りたくなって引き込まれてゆく。「月語」や石版「ギィーヴァル」、ジアルと遊牧民の関係などの設定も作品を興味深いものにしている。システムもとても緻密に作られている。部隊の選択や士官、兵士個々の選択などは操作もわかりやすく、簡単に行うことができる。ただし、部隊や個人の昇格・異動などはわかりづらく、筆者には最後まで理解することができなかった。部隊同士を入れ替えたり、兵士同士を入れ替えたりして昇進・異動させることはできるのだが、新たな部隊を新設したり、すでに上位の兵士と地位を入れ替えることなく、昇格させたりする方法を見つけられなかった。部隊を新設できるだけのスペースが十分あるだけに、方法がわからなかったことは残念。下級兵士など、下位の兵士の階級を入れ替えなしに昇格させられなかったのも残念だ。そのほか、「戦略フェイズ」やそのほかの操作についても理解しきれなかった部分は多い。 - ※ストーリーが進むことで、自動的に部隊が新設されます。部隊が新設されれば、下級兵士をいきなり大隊長などに抜擢することも可能です(作者より追記)。
機能が豊富なだけに、すべてをきちんと理解するには、かなりのやり込みが必要。「まずはイージーモードで戦闘とストーリーをメインに楽しみながら、少しずつシステムを理解し、あらためてノーマルモードでやり込む」といったプレイ方法をお勧めしたい。
(秋山 俊)
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