MC68881/2用 プリプロセッサ
このソフトはコプロセッサ命令を X68000 で実行可能にするためのプリプロセッサです。具体的に言えば、コプロセッサ命令を含んだソースはそのままアセンブルすることができないので、コプロセッサ通信プロトコルに従って命令を実行できる形に展開するソフトです。
このソフトがどのような状況で使用できるのかといえば、例えば、GCC によって開発されたソフトウェアで、かつ、浮動小数点演算を行うものについてはソースをコンパイルしなおすだけで確実に速くすることができる筈ですし、コプロセッサ命令を含んだアセンブラのソースも、コプロセッサ命令の部分はそのままアセンブルできる筈です。(但し、コプロセッサ命令のエミュレーションは FLOATn などに比べ、命令ステップ数が多くなりますので、そのままでは正常に動作させることのできないものもあります。)