SMC MIO CHIP's Serial High Speed mode Support for NT4.0
○初めに
最近、あちこちのプロバイダでISDNのMPをサポートするようになってきました。しかし、私のZyXEL2864Iのようなシリアル接続のTAと、シリアルポート最高速度が115.2Kbpsの普通のAT互換機の組み合わせでは128KbpsというMPの速度を生かしきれません。
あまり知られていませんが最近のFM-VやAptiva、多くのばら売りされているマザーボードにも使われているSMCの37C665IR,666IR,669,669FR,67x,68x,93x,93xAPM,93xFR,957FRチップのシリアルポートは460800bpsまで対応する特別なモードを持っています。圧縮率が低くCPU負荷の軽いPPPならP5/90以上のマシンであればExar16650,TI16750と言った16550改良チップを使ったボードや,ZyXEL SP111AT,Hays ESPなどの高速シリアルボードで無くても十分実用になるのでこれを使わない手はありません。
そこでちよっとドライバをいじってみたのがこれです。NTの場合、ハイパーターミナルやKTXのように直接230400bpsや460800bpsを指定できるものは少数派なので実際の速度が設定した速度のN倍(N=1,2 or 4,一部補正のためN倍にならない設定もあります。)になるxNモードとアプリケーションの設定に関係なく常に一定の速度になる速度固定モードを用意しました。
モードの設定は初期設定はレジストリでログイン後はユーティリティで、行えます。従来のNT3.51版のパッチとは仕様が違うので注意してください。
サポートチップ:665IR,666IR,669,669FR,67x,68x,93x,93xAPM,93xFR,957FR
サポートモード:x1, x2, x4, 230400bps固定, 460800bps固定