5軸マシニングセンターの軸のズレ量の補正や、ワーク配置シフトなどが手軽に行える
NCMultiAxisを用いると、CAD/CAMで作成した5軸NCプログラムを現場での段取りにあわせて自由に変換することができます。先端点制御機能のない5軸加工機をお使いの方に最適なツールです。
CAD/CAMで5軸のプログラミングを行う際は、想定する加工機の傾斜軸(4軸)と回転軸(5軸)は完全に直交しており、またワークは加工機の回転軸の中心に設置する必要があります。
ですが、実際には加工機の軸は微量にずれていることが多く、また材料をワークの中心に置くことは困難な場合が多くあります。
NCMultiAxisを用いると、CAD/CAMで作成した5軸NCプログラムを現場での段取りにあわせて加工機の回転軸と傾斜軸のずれ、CAM上での設定と異なる位置へのワーク配置、ワーク原点の設定などを自由に変換することができるようになります。
■加工機の軸のズレを補正
実際の加工機上で第4軸(A軸/B軸)と第5軸(C軸)のずれ量が測定される場合、理論上ズレの考慮されていないNCプログラムを元に加工すると、加工結果に悪影響があります。
この場合、NCMultiAxisを使うと、ずれ量を考慮したNCプログラムに補正し、加工結果を良好にすることができます。
■ワークの配置シフト
CAD/CAMでは、ワークを回転軸の中心に設置してプログラムすることが多いと思いますが、実際の加工現場では回転軸の中心にワークを設置することは困難なケースがあります。
この場合、NCMultiAxisを使うと、実際のワークの配置にあわせてNCプログラム自体瞬時に変換することが可能で、CAD/CAMでNCプログラムを出力し直す必要がなく大変便利です。
■ワーク座標の原点位置を調整
加工原点が回転軸の中心でプログラムされたNCデータの場合、段取りが困難なケースがあります。
この場合、NCMultiAxisを使うと、ワーク上の自由な位置を加工原点としてNCプログラムを変換することができます。
詳細はこちら→ https://www.ncsoft.co.jp/products/nctools/NCMultiAxis.htm
ソフト名: | NCMultiAxis(エヌシーマルチアクシス) |
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動作OS: | Windows 11/10/8/7 |
機種: | x64 |
種類: | サンプル版 |
作者: | (株)NCソフトサービスセンター |