WinTeXにかわる統合環境
TeX Stdioはインプレス社の出している「TeX for Windows」の統合環境「WinTeX」の機能を拡張してより使い勝手をよくしたものです。
【特徴】
- WinTeXで使用できる機能をほとんど網羅している。(一部網羅していないところも)
- TeXコマンド入力ウィンドウで、TeXコマンドが入力簡単!
- いくつかの新コマンドを追加
- 右クリックメニューに対応
- エラーメッセージを自動的に表示
- 64Kバイト以上のファイルも読み込むことができる。(WinTeXでは64Kまでしか読み込めない)
- その他細かい気配り(をしたつもり)
その他の心使いとしては...
- 新規に文書を作成すると\documentstyle,\begin{document},\end{document}が自動的に追加される。
- ツールボタンのチップヘルプの表示
- カーソル位置の表示
- テキストが変更されたかどうかを表示
- ファイルの大きさの表示
- ドラッグ&ドロップへの対応
- 一度読み込んだファイルを「ファイル」メニューの下に表示
【制限事項】
- 「プロジェクト」には対応していません。\includeなどで代用して下さい。
- 検索コマンドでは下方向へのサーチしかできません。
- このバージョンにヘルプファイルはついていません。
- initexの呼び出しは今のところできません。
- いまのところsmall TeXのみに対応しています。
【今後の予定】
今回のバージョンはとりあえずの試作バージョンです。
ゆくゆくはmule上で動く「YaTeX」のような便利な機能をつけていきたいと思ってます。
具体的には...
- テキストを色分けして表示する。
- \beginと\endのようにセットになっているものは\beginを入力したら\endも自動的に入力されるようにする。
- 数式の編集をビジュアルにする。
- マルチ漢字コード対応。
- アンドゥ、編集機能の強化。
- バックアップファイルの作成。
- TeX for Windows以外のTeX,Dviに対応(たとえばOS/悟氏のWinDVI)
まあ、どのくらいかかるか分かりませんが、暇なときにちょくちょくやっていこうかと思ってます(^_^;;)