Linuxで直接入力方式を実践できるXIM
百相鍵盤『き』は、日本語のテキストも、それを綴る字の文字鍵を
順に打って入れる(英文タイピング・スタイルの)入力ソフトです。
即ち、通常の鍵盤を広大な文字盤の階層的折り畳み形態のように使い、
半角/全角鍵を打つと、漢字その他の一般文字が“目的字のある鍵盤を
目次の鍵盤で出して該当鍵を打つ”操作で入ります。入れ替わる鍵盤の
内容は画面に鍵盤図で出ます。
この仕組みに、文字を系統立てた分かり易い配列にして割り当てると、
(1) 鍵を知るのに手間取っても、わかったら、次からは楽に打てる。
(2) 探す時は、鍵がわかっている字の前か後かを判断して範囲を絞る。
この積み重ねで、扱う字が多くても余裕の持てる入力手段になります。
目的の鍵や文字あるいは表記自体がわからない時は、「字引」で表記を
出すと打つ鍵が鍵盤図上に順に示されます。それに倣って入力を果たし
(倣い入力)、次からはそれを直接打って行けばよいのです(自力入力)。
JISの数千字はどれも2打鍵で入るので、漢字などいろいろな字種を使う
日本語の文書も妥当な時間と労力で入れて行くことができます。
単純な操作で済むので、私(73)は、既に20年、このやり方でテキストを
入れています。ただ、ローマ字からの変換が前提のソフトもあるため、
フルには活かせないのが残念です。
幸い、Linuxなら、普段使うシステムには影響を与えずに実践してみる
方法もあるので、このki-ximは、X Window Systemの入力ソフト(XIM)に
したものです。Linuxを扱える方が対象になりますが、私が使っている
Puppy Linuxの場合を説明してあります。
文字入力に関心をお持ちであれば、是非、参考にして下さい。
ソフト名: | 百相鍵盤『き』ki-xim |
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動作OS: | UNIX |
機種: | IBM-PC |
種類: | GPL |
作者: | 越川 和忠 |