sprite.sty用 データ作成システム
sprite.sty というスタイルファイルをご存じでしょうか?
(例えば『FSNOTE LIB 4 #80 STYL_S-X.LZH スタイルファイル S〜X』の中にあります。) これは、所定のテキストを作ることで、外字や記号を作成して TeX 文書の中に取り込むことを可能にするものです。私は『美文書の新版』(p.224)でこのスタイルファイルのことを知ったのですが、(アイ...や??...など、TeX 文書の中では使用できない文字がありますね。)いろいろな外字や記号を作成できるこのスタイルファイルがすっかり気にいってしまいました。【『美文書の旧版』にもお世話になりました。感謝、感謝、m(_._)ゞ】
しかしながら、SPRITE.LZH の中のサンプルを見れば分かるように、sprite.sty用のデータを作ることは手作業で行うとすれば、大変複雑な作業になってしまって、多くの時間を必要とするでしょう。結局、簡単な外字や記号を作って利用する程度で終わってしまっているのが現状ではないでしょうか?それでは sprite.sty の機能を十分に活用しないことになってしまいます。
そこで、使い慣れたお絵かきツールで作図してその図を sprite.sty 用のデータに変換するツールを作ってみました。それが PIC2SP.EXE です。PIC2SP.EXE を使えば、簡単な記号だけでなく、複雑な図も容易に TeX 文書の中に取り込むことができます。
以下で説明するように今回の Ver 1.07 から図形描画・編集機能が付加されましたので簡単な図形ならば PIC2SP.EXE だけで描くことができます。
特に、『虫めがね』機能によって指定領域を拡大して編集することができます。
また、メニュー表示を強化したので、『左手はホームポジション、右手はマウス』で操作できます。