DVIOUT/DVIPRT + JaWaTeX で書体倶楽部形式のフォントを使う
1. はじめに
emTeX + JaWaTeX + dviout/dviprt の組み合わせによって、98 上で NTT-
JTeX 互換の日本語 TeX を使う場合、日本語フォントをどうするかが大きな
問題となります。
今のところ利用可能な日本語フォントとして、
1 NTT-JTeX 用大日本印刷フォント
2 bm2mf で作成した watanabe-jfonts
があります。しかし、1. はやや高価であり、また 2. はドットフォントを
拡大して作ったためあまり美しくない、という欠点があります。
また、どちらのフォントにも、ビットマップフォントであるために膨大な
ディスク領域を食うという致命的な問題があります。
比較的出費が少なくて済み、ディスクもそれほど消費せずに、質の良い
フォントを得る方法として、Zeit から発売されている「書体倶楽部」という
アウトラインフォントを利用する手があります。ASCII 日本語 TeX 用には
すでに dvii という書体倶楽部用のドライバがあるそうですが、これは
JaWaTeX では使えないようです (私は持っていないのでわかりませんが)。
そこで、dviout/dviprt にパッチをあてる形で、JaWaTeX 用のものを作って
みました。