キーを押さなくても,ディスクにアクセス中は自動電源OFFまでの時間を延長する
HP100LX/HP200LXは強力なパワーマネージメント機能を搭載しており、可能な限り無駄な電力消費を削減する工夫がされています。その一つとして、オートパワーオフ機能があり、3分間キーを押さなければ自動的に電源OFF状態になります。
これは大変素晴らしい機能なのですが、CやTeXのコンパイル、巨大ファイルの圧縮や巨大ログのログビューアへの全読み込みなど、3分で終わらないようなファイル処理を実行すると、3分後に電源が切れてしまい、何分も放置したのに処理が終わっていないということがおこります。だからといって、オートパワーオフ時間を長くしておくと、電源を切り忘れたときに電池が消耗してしまいます。
このプログラムは、キーを押さなくても、ディスクへのアクセスが行われると、キーを押したときと同じように電源OFFまでの時間を延長します。ですから、3分以内にディスクにアクセスを繰り返している限り、電源が切れません。さらに、処理が終わって待機状態になると、3分後にちゃんと電源が切れてくれます。コンパイラやアーカイバを起動して、そのまま鞄にしまってしまえば、作業が終わるまで処理を続けて、終わったら勝手に電源を切ってくれるわけです。