MS-DOS形式のフロッピーディスクを丸のままファイルに
VFLはフロッピーディスク(FD)をボリュームファイル化するユーティリティです。 この名前は私が命名しました。 Ver.2.00からは、1つのボリュームファイルに複数枚のFDを格納できます。
ボリュームファイルとは、1枚のMS−DOS形式のFDを丸のままファイルにしたVFL形式(拡張子 VFL)と、更にこのVFLを複数枚集めたVFZ形式(拡張子 VFZ)とがあり、一種のアーカイブ(書庫)です。 VFLはアーカイバの一種と考えてください。 Ver.2.00からはこのVFZ形式をサポートしました。
サポートしているFDは次の8種類。
2HC(1.44M)
2HD(1.25M)
2HC(1.21M)
2DD(720kB)
2DD(640kB)
2D (360kB)
2D (8インチ ) 注:2HDとしてファイル化されます
1S (8インチ ) 注:fオプションが常にONになります
MS−DOS以外のFDはサポートしていません。当然、プロテクトのかかったFDもダメです。 なお、お使いのシステムが対応していないFDに関してはファイル化、FD再生は実行できません。
FDは、1トラック(両面で1)ずつ読んでは管理情報付きでファイルにしますが、1.25MのFDをファイルにして、1.25M+アルファのサイズになるのはあまりに能がないので次のように圧縮します。
1.1トラックが全て同一データであればファイル化しない。
2.FATを見て、未使用のクラスターはファイル化しない。
3.トラック毎に圧縮する。LHAのアルゴリズムを借用しました。
(参考資料1)
この結果場合によっては驚くほど、省スペースがはかれます。 事実私は、約300枚の5インチFDを128MタイプのMO1枚に収納することができました。
但、2と3はオプションでやめることが出来ます。
VFLの機能は、このようにして作成したボリュームファイルに次の様なことができます。
1.ボリュームファイルからもとのFDを再生する。
2.ボリュームファイルの内容をファイル単位で取り出したり、閲覧する。
もとのFDのディレクトリ構造を復元することもできます。
3.シングルドライブでFDのコピーができる。