ファイル管理プログラム for IBM-PC
dirn はファイルに対して覚書をつけるユーティリティーでした。
いろんなフリーソフトなんかをダウンロードしていると、ダウンロードしてき
た時は何をするものかわかっていたものがしばらくすると沢山のファイルの山
にうずもれて何をするものか忘れてしまうことがよくあります。そんな時わざ
わざアーカイブから取り出して中身を確かめるのも手間だし、なにか覚書でも
つけておければ...
そういうことを考える人は沢山いるようでして、ファイルに対して覚書をつけ
るユーティリティーは PC-9801/286 では Qchanさん作 DIRQ(DR)、IBM-PC では
PC-Magazine の dirnotes、MS-DOS 汎用では Yanakenさんの direm 等がありま
す。(これは私の知ってる範囲ですから、ほかにもあるかもしれませんが)
これらのプログラムはよく使用させていただいているのですがそれぞれに一長
一短があり私の望む機能を備えたものがありませんでした。
その機能とは PS/55 上で覚書データファイルは一括管理し、フルスクリーンで
覚書の変更ができること、だったのですが、DR は 98用だしデータの一括管理
はできないようだし、dirnotes はデータの一括管理ができないし、direm は、
覚書データの管理方法は充実していますが、フルスクリーンでの覚書の変更が
できません。
というわけで、dirn をつくりました。
その後ファイラー機能の充実をはかっていったらいつのまにか覚書をつけるプ
ログラムというよりは、ファイル管理プログラムと言った方がよいようなもの
になってしまいました。
特長としては .lzh, .zip, .arc の拡張子を持つファイルをほとんどサブディ
レクトリのように扱えることと、画面をふたつにわけて二つのディレクトリを
見ながら作業ができることでしょうか。
名前も directory navigator dn と改称しました。
覚書は dn.dat (名前は変更可能)というデータファイルに保存されます。
環境変数 DNDIR が設定されていればそこのディレクトリに一括管理され、
DNDIR が設定されていなければディレクトリ毎に作成されます。