MS-DOS上で動くZ80アブソリュート・クロスCコンパイラ
このプログラムは、LSI C-86 の出力する .a86 ファイルを 利用して、Z80 の
アセンブリソースを作成し、HEX ファイルを得るプログラムです。
装置組込みプログラム(ROM化プログラム)を主なターゲットとしているため
浮動小数点型は全く扱えません。また、long 型にもかなり弱いと思います。
本プログラムは「フリーだが、struct, typedef, キャストの使える Z80 用
Cコンパイラ」を目標にして作られました。もちろん、(LSI C-80 のような)
千軍万馬のコンパイラメーカの作ったコンパイラに打ち勝てるとは思いませんが、
少なくとも生成されるコードは実験に堪えるものだと思っています。
中間ファイルの .asm ファイルをアセンブルするときに、岡田仁史さんが著作
権を保有する XASM を使います。
このプログラムのコンパイル、および実行時に LSI C-86 (試食版も可)が必要
ですが、このパッケージには含まれていません。
i8086 → Z80 の変換は、大きなテーブルを利用した力ずくの方法をとってい
ます。すべての命令を準備していないので、コンパイル中に未サポートエラーに
なることがあります。その場合、ニモニック変換テーブルを追加し、再度、コンパ
イルを実行してください。