テキストファイルをデータベース化し、パソコン上で気軽に「超」整理法を実践する
『「超」整理法』(中公新書刊・野口悠紀雄著)で一躍脚光を集めた「押し出しファイリング」方式は、使用した順に資料をファイリングしていくという実にあっけない整理法ながら、目的のファイルに最短でアクセスできるなど、個人の情報整理には理想的な方式だと思います。
(ちなみに私は、古くから山根式封筒ファイルのファンでもあり、職場では両方式により毎日この上ない快適さを味わっています。感謝!!m(__)m )
NOTEは、その「押し出しファイリング」方式を基本にしてテキストファイルをデータベース化し、パソコン上で気軽に「超」整理法を実践するためのプログラムです。主な特徴は以下の通りです。
・エディターで編集処理
ファイルの作成や更新は、日頃使い慣れたエディターで行います。基本的には1件1ファイル主義、かつ“ディレクトリ1つ原則”志向のプログラムです。
・ファイルを時間順に一覧表示
作成や更新を行った最新のファイルが常に先頭に来ます、つまり使用頻度の高い順に並びます。(押し出しファイリング方式)
・8ジャンルのマンダラート風メニュー
拡張子名別にアイコン(分類名)を設定でき、8種類のファイルに分類。ジャンル別でも気軽に取り扱うことができます。
・題名順ソート機能
ファイル一覧画面では、ファイル先頭行の内容をキーとして並び替えることができるため、先頭行の書き方次第で、例えば重要度順表示なども可能です。
・タグジャンプ機能
一覧ファイルの全内容をキーワードで検索し、該当ファイルの該当行へジャンプ、目的のファイルをダイレクトに参照したり更新したりできます。
・題名検索機能
題名(ファイルの先頭行)のみの検索も可能なため、全ファイルを高速に検索しジャンプしていくことができます。
・ゴミ箱もどき機能
NOTEのファイル削除(Dキー)は、拡張子をBAKとリネームし一覧から外すようにしてあります。(BAKファイル一覧で本当の削除を行います)
・拡張子連動機能
拡張子名に合わせてユーザー指定の外部プログラムを実行可能。CSVファイルやLZHファイルなど、テキストデータとソフトの連動が図れます。
・ウィークポイント
・取り扱えるファイル数は1000ファイルまで
・ファイル数が増えてくるとソート処理に時間がかかる