異機種間ファイル転送プログラム集
Simple Net(以後、S-NETと呼ぶ)はインターフェイス1982年11月号に掲載さ
れた簡易ローカルエリア・ネットワーク(略して、LAN)です。
Ethernetと同じく CSMA/CD方式ですが、通信手順のすべてをソフトウェアで実現し
ています。ライン上の信号の競合回避は、各ノードにあらかじめ優先順位を付けるこ
とで行い、キャリア・センスと衝突検出は、 USARTが1バイト分のバッファを持つこ
とに着目して活用しています。
こうした工夫で、非常にローコストなネットワークが出来ています。また、通信速
度は9600bpsと遅いのですが、十分に実用に耐えます。
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S−NETとは、上の説明にもあるように簡単なハードウェアによりコンピューター
同士をつなぐ簡易LANです。
このS−NETを使うことにより、異なるコンピューター間でファイルのやりとりが
できるようになります。
例えばMSX<−>PC98でのファイル転送も可能になる訳です。
もちろん、3.5’2DDのディスクが使える機種であればディスクを介しての
やりとりはできますが、そのような環境がない場合でも簡単なI/Fを作ること
により、ファイル転送ができるようになります。